Ubuntu 13.10のインストール(パーティションの作成)
前回の続きです。インストール作業の中で、パーティションの作成は最もメインとなる作業でしょう。
UEFI環境において最低限必要となるパーティションは以下のとおりです。
- UbuntuのOSローダーをインストールするEFIシステムパーティション
- Ubuntuをインストールするルートパーティション
- Ubuntuのスワップパーティション
それぞれのパーティションにどれくらいのサイズを割り当てるのか、事前に計算しておくとよいでしょう。
BIOS環境でUbuntuをインストールする場合、「Ubuntu 13.04のインストール(前編)」を参考にしてパーティションを作成してください。
7.パーティションテーブルの作成
未フォーマットのHDDや、既存のパーティションを全て削除したい場合、まずパーティションテーブルの作成を行います。もしそうではない場合、パーティションテーブルの作成作業は飛ばしてください。
Ubuntuのインストール先HDDのデバイスファイルを選択し、「新しいパーティションテーブル」ボタンをクリックします。
デバイスファイルについて
「UbuntuのHDD管理 その1 - HDDの管理方法」を参考にしてください。パーティションについて
以下を参考にしてください。8.パーティションテーブルの作成確認
以下の確認画面が表示されます。「続ける」ボタンをクリックします。
9.パーティションテーブル作成完了
パーティションテーブルの作成が完了すると、以下のように「空き領域」が表示されます。この「空き領域に」パーティションを作成していきます。
10.EFIシステムパーティションの作成
EFIシステムパーティションを作成します。「空き領域」を選択し「+」ボタンをクリックします。
すでにEFIシステムパーティションが存在する場合
複数のEFIシステムパーティションを作成する必要はありません。11.EFIシステムパーティションの設定
以下の画面が表示されるので、作成するEFIシステムパーティションの設定を行います。「サイズ」の項目以外は、以下のように設定を行います。
サイズについて
「サイズ」は最低でも35MB以上必要ですが、同じHDDに別のOSをインストールしマルチブートを行う場合は、余裕を持って100MBほど確保しておきましょう。ここでは128MBのサイズを指定しています。
設定したら「OK」ボタンをクリックします。
12.EFIシステムパーティション作成完了
以下のようにEFIシステムパーティションが作成されます。13.ルートパーティションの作成
次にUbuntuのインストール先となるルートパーティションを作成します。以下のように「空き領域」を選択し、「+」ボタンをクリックします。
14.ルートパーティションの設定
以下の画面が表示されるので、作成するルートパーティションの設定を行います。ここでは2GBをスワップパーティションに割り当て、残りの全てをルートパーティションに割り当てます。
「サイズ」の項目は、作成するパーティションのサイズです。
自分でサイズを決定して入力してください。
それ以外の項目は、以下のように設定します。
設定したら「OK」ボタンをクリックします。
15.ルートパーティション作成完了
以下のようにルートパーティションが作成されます。16.スワップパーティションの作成
最後にスワップパーティションを作成します。以下のように「空き領域」を選択し、「+」ボタンをクリックします。
17.スワップパーティションの設定
以下の画面が表示されるので、作成するスワップパーティションの設定を行います。ここでは2GBをスワップパーティションに割り当て、残りの全てをルートパーティションに割り当てます。
「サイズ」の項目は、作成するパーティションのサイズです。
自分でサイズを決定して入力してください。
それ以外の項目は、以下のように設定します。
設定したら「OK」ボタンをクリックします。
18.スワップパーティション作成完了
以下のようにスワップパーティションが作成されます。19.ブートローダーをインストールするデバイス
EFIシステムパーティションのデバイスファイルをメニューから選択します。「インストール」ボタンをクリックします。
もし以下の画面が表示されたら「戻る」ボタンをクリックし、EFIシステムパーティションを作り忘れていないか、EFIシステムパーティションのサイズが十分か確認してください。