インプットメソッドセレクター
「インプットメソッドセレクター」は、入力メソッドの選択や切り換えを行う機能です。この機能は「インプットメソッドセレクター」アドオンが提供しています。
入力メソッドの切り換えを一覧から選択したり、個別に入力メソッドを切り換えることができます。
グローバルインプットメソッドとローカルインプットメソッド
「インプットメソッドセレクター」では、「グローバルインプットメソッド」と「ローカルインプットメソッド」の2種類の入力メソッドの扱いがあります。選択された入力メソッドの共有
「Fcitx」では「ウィンドウ間で状態を共有」の設定で、異なるウィンドウ間、あるいは異なるアプリ間で入力メソッドの状態を共有することができます。例えば「ウィンドウ間で状態を共有」の設定で「すべて」を選択すると、全てのアプリ及びウィンドウで入力メソッドの状態が共有されます。
グローバルインプットメソッド
「グローバルインプットメソッド」は、現在状態を共有している入力メソッドのことです。通常ユーザーから見た現在選択されている入力メソッドは、この「グローバルインプットメソッド」になります。
ローカルインプットメソッド
「ローカルインプットメソッド」は、各ウィンドウごと個別に設定する入力メソッドのことです。通常、「グローバルインプットメソッド」 = 「ローカルインプットメソッド」になります。
全てのアプリ及びウィンドウで入力メソッドの状態が共有されている場合、ある特定のウィンドウの入力メソッドを変更すると、他のアプリやウィンドウの入力メソッドも変更されます。
この変更は「グローバルインプットメソッド」の変更に該当します。
しかしそのような状況でも「ローカルインプットメソッド」を変更することで、他のアプリやウィンドウの入力メソッドに影響を与えることなく入力メソッドの変更が可能です。
一時的な入力メソッドの変更といったところでしょうか。
ローカルインプットメソッドのクリア
「グローバルインプットメソッド」と「ローカルインプットメソッド」を異なる設定にした場合、「ローカルインプットメソッド」をクリアすることで、「グローバルインプットメソッド」と「ローカルインプットメソッド」を同じ状態(元の状態)に戻すことができます。「ローカルインプットメソッド」は初期状態では、クリアされています。
インプットメソッドセレクターの設定画面を開く
「インプットメソッドセレクター」アドオンの設定を行うには、「インプットメソッドセレクター」アドオンの設定画面を開く必要があります。「アドオン」の画面から「Input method selector」アドオンを選択し、「設定」ボタンをクリックします。
IMセレクターの設定
「IMセレクター」のタブでは、「グローバルインプットメソッド」や「ローカルインプットメソッド」の設定を行うショートカットキーを指定します。ローカルIMを選択するキー
「ローカルインプットメソッド」の選択を行うウィンドウを表示するショートカットキーを設定します。ショートカットキーは2種類設定することができます。
ショートカットキーの設定方法
ショートカットキーの設定は、ボタンをクリックすると以下のようにキーの組み合わせを入力する状態になるので、ショートカットキーに設定したいキーを押します。ショートカットキーを削除するには
ショートカットキーを削除するには、キーの組み合わせを入力する状態の時に「ESC」キーを押します。グローバルIMを選択するキー
「グローバルインプットメソッド」の選択を行うウィンドウを表示するショートカットキーを設定します。ショートカットキーは2種類設定することができます。
ショートカットキーの設定方法
ショートカットキーの設定は、ボタンをクリックすると以下のようにキーの組み合わせを入力する状態になるので、ショートカットキーに設定したいキーを押します。ショートカットキーを削除するには
ショートカットキーを削除するには、キーの組み合わせを入力する状態の時に「ESC」キーを押します。ローカルの入力メソッドのクリア
「ローカルインプットメソッド」をクリアするショートカットキーを設定します。ショートカットキーは2種類設定することができます。