ClamTk 5.10
Ubuntu 14.10では、「ClamTk 5.10」がインストールできます。以下のようにメイン画面が大きく変更され、直接メイン画面から各機能にアクセスできるようになりました。
シグネチャーの更新方法の設定
シグネチャーの更新方法を確認・設定します。シグネチャーとは、ウイルスデータベース・ウイルス定義ファイルのことです。
1.アップデートアシスタントの表示
メイン画面の「アップデートアシスタント」をダブルクリックします。2.更新方法の選択
以下の画面が表示されるので、シグネチャーの更新方法を選択します。更新方法には、「自動更新」と「手動更新」の2種類があります。
コンピューターが自動的にアップデートを受信
シグネチャーを自動で更新します。シグネチャーは、1時間に1回更新チェックが行われ、必要に応じてシグネチャーをダウンロードします。
自動更新です。
自分でシグネチャをアップデート
ユーザーがシグネチャーを手動で更新します。スケジュールで定期的に更新を行うこともできます。
手動更新です。
特に理由がなければ、「自動更新」をおすすめします。
更新方法を選択したら、「適用」ボタンをクリックします。
3.設定完了
以下のように、更新方法が設定されます。「戻る」ボタンをクリックして、メイン画面に戻ります。
ウイルススキャンの設定を行う
ウイルススキャンを行う前に、ウイルススキャンの設定を行うと良いでしょう。設定画面の表示
メイン画面の「設定」をダブルクリックします。ウイルススキャンの設定
以下の画面が表示されます。設定を行ったら、「戻る」ボタンをクリックします。
不要なアプリケーション(PUA)をスキャンする
チェックをオンにすると、ウイルススキャン時にPUAのスキャンも行います。チェックをオフにすると、PUAのスキャンは行いません。
ドットで始まるファイルをスキャンする
チェックをオンにすると、ファイル名やフォルダー名が「.」で始まる隠しファイルや隠しフォルダーもスキャンの対象にします。チェックをオフにすると、隠しファイルや隠しフォルダーはスキャンされません。
20MB以上のファイルもスキャンする
アーカイブファイル(圧縮ファイル)に関する設定です。チェックをオンにすると、25MB以内のアーカイブファイルを展開し、ウイルススキャンを行います。
チェックをオフにすると、20MB以内のアーカイブファイルを展開し、ウイルススキャンを行います。
それぞれのファイルサイズの制限を超えるアーカイブファイルは、ウイルススキャンの対象外になります。
ディレクトリを再帰的にスキャンする
チェックをオンにすると、常にサブフォルダー以下のファイルも再帰的にスキャンします。チェックをオフにすると、サブフォルダー以下のファイルのスキャンは行いません。
このプログラムのアップデートをチェックする
チェックをオンにすると、「ClamTk」起動時に「ClamTk」のアップデートがあるかどうか、更新チェックを行います。チェックをオフにすると、更新チェックを行いません。
これは更新チェックのみで、「ClamTk」のダウンロードは行いません。
更新があれば、メイン画面下部に情報が表示されます。
アイコンをダブルクリックで開く
デフォルトでは、メイン画面でアイコンをダブルクリックすると、各機能にアクセスできます。この設定をオフにすると、シングルクリックで各機能にアクセスできるようになります。