端末
コンソールアプリです。Windowsでいうところのコマンドプロンプトに近いイメージでしょうか。
Linuxといえばコンソール、というイメージがありますが、
それだけLinuxのコンソールは非常に多機能です。
特にシステムに関わる処理や定形処理はお手の物です。
様々な呼び方がありますが、とりあえず、端末 = コンソール = ターミナルだと思ってください。
端末の起動
Dashホームから「ter」と入力すると、「端末」が表示されるのでそれをクリックします。端末の画面
1.ユーザー名
現在端末にログインしているユーザー名です。デフォルトでは、端末を起動したユーザーがログインしています。
別のユーザーでログインすることもできます。
2.ホスト名
PCを識別する名称です。インストール時に設定していますね。
端末は別のPCにリモートでログインすることができます。
その場合は、そのPCのホスト名が表示されます。
3.現在のパス
現在のパスです。~は特別な表記で、ユーザーのホームフォルダーを表しています。
4.ユーザーの種類
$:ルートユーザーではありません。#:ルートユーザーです。
大文字小文字の区別
端末は大文字小文字を区別します。従ってcdコマンドを、CDやcD、Cdと入力されても認識できません。
それぞれ別のコマンドが入力されたものとして扱われます。
同じくファイル名も、a.txtやA.txt、a.Txtは別のファイルとして認識されます。
そもそもext4ファイルシステムはNTFSと異なり、大文字小文字を区別しますから、
端末に限らずNautilusでも同様の扱いになります。
どんなコマンドがあるの?
以前Ubuntuのフォルダー構造で説明しましたが、以下のフォルダー内を見ると多くのコマンドが見つかります。
どのユーザーでも利用できるコマンド
/bin、/usr/binルートユーザーのみが利用できるコマンド
/sbin、/usr/sbinたくさんあって把握しきれませんが、
シェルスクリプトを書いたり端末を軸として作業する人以外は、
基本的なコマンドを覚えておけば十分です。