cdコマンド
Change Directoryの略です。現在のパスを変更します。
ディレクトリー = フォルダーです。
GUIではディレクトリーのことを「フォルダー」と表現していますが、
端末のようなCUIでは「ディレクトリー」と表現します。
Windowsのcdと似た機能です。
特別なパスの表記
cdでは以下の記号は、特別なパス表記として利用されます。.
現在のディレクトリーを表します。..
親ディレクトリーを表します。~
現在ログインしているユーザーのホームディレクトリーのパスを表します。cd /
ルートディレクトリーに移動します。cd /xxxx/xxxx/xxxx
xxxxにはディレクトリー名が入ります。ルートディレクトリーから指定されたディレクトリーに一気に移動します。
cd ~
端末にログインしているユーザーのホームディレクトリーに移動します。「cd /home/ユーザー名」と同等です。
cd ~/xxxx
xxxxにはディレクトリー名が入ります。端末にログインしているユーザーのホームディレクトリー内のxxxxディレクトリーに移動します。
「cd /home/ユーザー名/xxxx」と同等です。
cd ..
親ディレクトリーに移動します。cd ../xxxx
xxxxにはディレクトリー名が入ります。親ディレクトリー内のxxxxディレクトリーに移動します。
pwdコマンド
Print Working Directoryの略です。現在のパスを表示します。
現在のパスが~の時にpwdコマンドを利用すると、
絶対パスで表示されるため、ユーザーのホームディレクトリーがどこにあるのか分かります。
また、「nautilus `pwd`」と入力してエンターキーを押すと、
Nautilusが起動し現在のパスでディレクトリーを表示します。
whichコマンド
コマンドがあるパスを表示します。見つからない場合、以下のように何も表示されません。
コマンドが利用できるか、あるいはインストールされているか
確認する時に利用するとよいでしょう。
clearコマンド
端末内の情報をクリアします。例えば以下の状態の時に、「clear」コマンドを入力すると、
以下のように内容が綺麗サッパリクリアされます。
表示している情報量が多すぎて、煩雑な状態になっている時に利用するとよいでしょう。