オプションの設定
各種動作設定を行います。「Options」メニューから「Configuration」を選択します。
以下の画面が表示されます。
「カーソル」キーで項目を移動し、「スペース」キーで選択肢を選択します。
「エンター」キーで決定です。
また、「Alt + 青文字」がショートカットキーになっています。
File operation options
ファイルのコピーや移動、削除など、ファイル操作に関する設定です。Verbose operation
処理の途中経過を表示します。Compute totals
ファイルの総サイズ及び総ファイル数をあらかじめ計算し、処理の途中経過に表示します。
このオプションを有効にするには、「Verbose operation」を有効にする必要があります。
Classic progressbar
処理の経過を示すプログレスバーの表示を、左から右にバーが伸びるように表示します。このオプションをオフにすると、
ファイルの処理元からファイル処理先にバーが伸びるようになります。
Mkdir autoname
ディレクトリーを作成する時に、現在ディレクトリーパネルで選択されているファイル名をデフォルトの名称とします。
Preallocate space
ファイルをコピーする際、あらかじめコピー先の容量の確保を試みます。ファイルの断片化を軽減することができます。
Esc key mode
「ESC」キーは「Alt」キーと同様にショートカットキーの組み合わせで利用できます。この「ESC」キーの扱いを指定します。
Single press
「Timeout」で指定した時間内に他のキーが押されなかった場合は、「ESC + ESC」キーが押されたものとして扱われます。
Timeout
「Single press」の時間を指定します。Pause after run
シェルコマンドラインでコマンドを実行した際のコンソールの出力方法を指定します。Never
コンソールの出力が表示しきれない場合、あふれた出力は表示されません。通常は選択しません。
On dumb terminals
コンソールの出力が表示しきれない場合、コンソールの出力を全画面で表示します。Always
常にコンソールの出力を全画面で表示します。Other options
その他のオプションです。Use internal edit
Midnight Commanderが内蔵しているファイル編集機能を利用します。この設定がオフの場合、nanoなど外部のエディタを利用します。
Use internal view
Midnight Commanderが内蔵しているファイル閲覧機能を利用します。この設定がオフの場合、nanoなど外部のエディタを利用します。
Auto menus
ユーザーメニューを起動時に表示します。Drop down menus
「F9」キーを押した時にすぐにメニューを表示します。この設定がオフの場合、メニューバーにカーソルが移りますがメニューは表示されません。
Shell Patterns
ファイルのコピーなどで使用するソースマスクパターンのデフォルト設定です。この設定がオンの場合、デフォルトはシェルパターンです。
この設定がオフの場合、デフォルトは正規表現です。
Complete: show all
シェルコマンドラインの補完候補は、入力状態から候補を絞って表示します。入力内容から複数の候補がある場合、1回目の「Alt + Tab」キーでは補完を行いません。
この設定をオンにすれば、「Alt + Tab」キーを押した時にすべての候補を表示します。
オフの場合は、1回目の「Alt + Tab」キーで明確に補完内容が判別できる場合は補完を行い、
そうでない場合は2回目の「Alt + Tab」ですべての候補を表示します。
Bashと同じ動作にするには、この設定をオフにします。
Rotating dash
画面の右上に処理中を示す回転するダッシュ(/)を表示します。Cd follows links
ディレクトリーのシンボリックリンクの扱いに関する設定です。以下の「temp1link」は「temp1」ディレクトリーへのシンボリックリンクです。
この設定がオンになっていると、このシンボリックリンクに移動した時に
以下のようにシンボリックリンク名がディレクトリーとして扱われます。
画面左上のパスを見ると、「~/temp/temp1link」となっています。
この設定をオフにすると、リンク先のディレクトリーに移動します。
Bashと同じ動作にするには、この設定をオンにします。
Safe delete
ファイルを削除する時に、以下の画面が表示されます。この設定をオンにすると、[ No ]がデフォルトで選択されるようになります。