ネットワークインターフェースの情報表示
「デバイス」のタブを選択すると、現在システムで認識しているネットワークインターフェースの情報が表示されます。
ネットワーク・デバイス
情報を表示したいネットワークインターフェースをメニューから選択します。現在システムで認識しているネットワークインターフェースの一覧が表示されます。
ループバックインターフェースについて
ループバックインターフェースは自分自身(自分のPCそのもの)を表す特別なインターフェイスです。
要はlocalhost、127.0.0.1(IPv4)、::1/128(IPv6)です。
Apache等Webサービスの動作をローカルで確認する時に利用します。
「設定」ボタン
「設定」ボタンをクリックすると、「ネットワーク接続」画面が表示されます。IP情報
選択されたネットワークインターフェースに割り当てられたIPの情報です。プロトコル
ネットワークインターフェースが利用しているプロトコルです。IPアドレス
IPアドレスです。ネットマスク/プレフィックス
IPアドレスのネットワークアドレスを示すサブネットマスク及びプレフィックスです。上記の画像では、IPv4はサブネットマスクで表示され、
IPv6はプレフィックスで表示されています。
ブロードキャスト
ブロードキャストアドレスが表示されるのだと思いますが、「ネットワークツール 3.2.0」では何も表示されません。
ちなみにIPv6ではマルチキャストアドレスと表現します。
今後のバージョンアップで表示されるようになるかもしれません。
スコープ
IPv6のスコープです。IPv4にはない概念のため、IPv4では何も表示されません。
Link
リンクローカルスコープです。Site
サイトローカルスコープです。このスコープは廃止されているため、使われません。
Global
グローバルスコープです。Host
ホストスコープです。要はlocalhost(::1/128)のことです。
Unknown
ネットワークツール「ネットワークツール 3.2.0」が対応していない未知のスコープです。インターフェースの情報
ネットワークインターフェースの情報です。ハードウェア・アドレス
ネットワークインターフェースのMACアドレスです。マルチキャスト
マルチキャストによる通信が可能な場合は、「利用可」と表示されます。不可能な場合は、「利用不可」と表示されます。
MTU
Maximum Transmission Unitのサイズが表示されます。リンク・スピード
ネットワークインターフェースそのもの(ネゴシエーション)の速度です。情報が取得できない場合は、「利用不可」と表示されます。
10Mbpsかつ半二重で接続した場合、「10 Mbit HD」と表示されます。
全二重の場合は、「10 Mbit FD」と表示されます。
ただし「ネットワークツール 3.2.0」では、
リンク・スピードはルートでネットワークツールを起動しないと、
すべて「利用不可」と表示されます。
状態
ネットワークインターフェースの有効・無効を表示します。ネットワークに接続されていなくても、いつでも接続できる状態なら「有効」を表示されます。
無効の場合は、「無効」と表示されます。
インターフェースの統計情報
データの転送量等ネットワークインターフェースの統計情報です。転送したバイト数
送信したデータの総量です。転送したパケットの総数
送信したパケットの総数です。転送エラーの総数
送信エラーが発生した回数です。あまりに回数が多い場合は、ネットワーク機器やケーブル等をチェックしたほうが良いでしょう。
受信したバイト数
受信したデータの総量です。
受信したパケットの総数
受信したパケットの総数です。受信エラーの総数
受信エラーが発生した回数です。あまりに回数が多い場合は、ネットワーク機器やケーブル等をチェックしたほうが良いでしょう。
衝突した回数
衝突(コリジョン)が発生した回数です。あまりに回数が多い場合は、ネットワーク機器やケーブル等のチェックや、
ネットワークの分割・見直しをしたほうが良いでしょう。