他のPCのディスクにパーティションをコピー
Clonezillaではネットワークを介し、他のPCのディスクのパーティションを複製先として指定できます。
事前準備
コピーする前に事前準備を行います。パーティションのデバイスファイル
コピー元とコピー先のパーティションのデバイスファイルを調べておきます。ディスクユーティリティやGPartedで調べることができます。
コピー先のパーティション
コピー先のパーティションをあらかじめ作成しておきます。パーティションのサイズはコピー元のサイズと同等か大きくしておきます。
ネットワークの設定
他のPCに接続できるネットワークの設定を調べておきます。パーティションをコピーする
パーティションを他のPCにコピーします。青字の手順はコピー先のPCで行う手順です。
1.〜3.
「パーティションをコピーする」と同じです。4.複製モードの選択
「part_to_remote_part」を選択して「エンター」キーを押します。5.ネットワークの設定
「ネットワークを設定する」を参考にして他のPCに接続できるようにします。6.コピー元パーティションの選択
コピー元パーティションを選択して「エンター」キーを押します。7.〜8.
「パーティションをコピーする」と同じです。9.実行確認
実行確認が行われます。問題がなければ「y」を入力して「エンター」キーを押します。
中止する場合は「n」を入力して「エンター」キーを押します。
10.接続待ち
以下のように他のPCからの接続待ちになります。次はコピー先PCで作業を行います。
11.コピー先のPCでClonezillaを起動
コピー先のPCでClonezillaを起動します。以下の画面が表示されたら、「Enter_shell」を選択し「エンター」キーを押します。
12.シェルの起動
以下の画面が表示されるので、一番下の行に[2]が表示されているのを確認して「エンター」キーを押します。
[2]が表示されていなかったら、「2」を入力して「エンター」キーを押します。
13.ルートユーザーになる
以下のように「sudo su -」コマンドを入力して「エンター」キーを押します。14.ネットワークの設定
「ocs-live-netcfg」コマンドを入力して「エンター」キーを押します。「ネットワークを設定する」を参考にしてコピー元のPCに接続できるようにします。
設定が完了すると、以下のように表示されます。
15.コピーコマンドの実行
「ocs-onthefly」コマンドを入力して「エンター」キーを押します。「ocs-onthefly」コマンドの書式は、以下の通りです。
ocs-onthefly -s コピー元PCのIPアドレス -t コピー先のパーティションのデバイスファイル
16.実行確認
2回実行確認が行われます。黄色文字で処理の内容が表示されます。
いずれも問題がなければ「y」を入力して「エンター」キーを押します。
中止する場合は「n」を入力して「エンター」キーを押します。
コピー先パーティションの情報が表示されます。
もう一度確認が行われます。
17.コピー処理
コピー処理が実行されます。18.コピー完了(コピー先PC)
コピーが完了すると、シェルに戻ります。「reboot」コマンドを実行してPCを再起動するか、
「shutdown now」コマンドを実行してPCをシャットダウンします。
また、「exit」コマンドを2回実行するとClonezillaに戻ります。