ソフトウェアRAID
ディスクユーティリティでは、mdadmによるソフトウェアRAIDボリュームの作成がサポートされています。
対応しているRAIDレベルは、0,1,5,6です。
Linux MD アレイ管理ツールのインストール
ソフトウェアRAID管理ツールです。事前にこのパッケージをインストールする必要があります。
Ubuntuソフトウェアセンターから「mdadm」で検索します。
postfixについて
mdadmには障害発生時にメールで障害を通知する機能があります。メールを送信する機能はpostfixで実現しています。
そのためpostfixも一緒にインストールされます。
postfixがインストールされていない場合、
mdadmのインストール途中でpostfixの設定を行う必要があります。
今回障害メール送信機能は利用しないため、postfixの設定は行いません。
postfixの設定について
以下の画面が表示されます。メールの送信方法をメニューから選択します。
今回はpostfixの設定を行わないため、「設定なし」を選択して「進む」ボタンをクリックします。
RAIDアレイの作成
まずRAIDアレイを作成します。ここで作成するRAIDアレイのレベルは0とします。
RAIDアレイを作成する前に
RAIDアレイはHDDの空き領域に作られます。従ってパーティションが作成済みだと、その分RAIDで利用できる容量が減ります。
RAID用に利用する領域は事前に開けておきましょう。
1.RAIDアレイ作成画面の表示
「ファイル」メニューから「作成」>「RAID アレイ」をクリックします。2.作成するRAIDアレイの設定
以下の画面が表示されます。相変わらずこの画面も非常に大きく画面からはみ出します。
はみ出した画面は以前紹介した方法で移動することができます。
またウィンドウサイズも変更できるため、
ディスクのリストを表示できるようにリサイズしてください。
以下の画面はブログ用に切った貼ったしてウィンドウサイズを小さくしています。
3.RAIDの設定
作成するRAIDの設定を行います。RAIDレベル
RAIDレベルをメニューから選択します。アレイの名前
RAIDアレイの名称です。分かりやすい名称をつけておきましょう。
ストライプサイズ
RAIDのストライプサイズをメニューから選択します。一般的には、ストライプサイズを小さくすればシーケンシャルアクセス性能が上がり、
大きくすればランダムアクセス性能が上がります。
それぞれがトレードオフの関係にあります。
アレイサイズ
RAIDアレイ(ボリューム)のサイズです。ディスク
RAIDで使用するディスクの選択です。RAIDレベルに合わせてRAIDで使用するディスクにチェックを入れます。
設定したら「作成」ボタンをクリックします。