rootアカウント
Ubuntuではデフォルトでrootアカウントが無効になっています。これはセキュリティの都合上、rootで行う処理はsudo等で実行するという方針があるためです。
このrootアカウントを有効にすることができます。
ただし、セキュリティリスクをよく理解した上でrootアカウントを有効にしてください。
特に理由がなければ(分からなければ)、rootアカウントは無効のままにしておきましょう。
WindowsでもVista以降UACが導入され管理者権限に制限が加えられています。
似たような事情ですね。
rootアカウントを有効にする
端末を起動して、以下のコマンドを実行します。sudo passwd root
コマンドを実行するとまずsudoによるユーザーのパスワード入力が求められます。
次に「新しいUNIXパスワードを入力してください:」と表示され、
rootアカウントに設定するパスワード入力を求められます。
rootアカウントのパスワードを2回入力して、作業完了です。
以下のようにsu rootコマンドを実行して、rootになれるか確認にしてみてください。
rootアカウントを無効にする
有効にしたrootアカウントを無効にします。端末を起動して、以下のコマンドを実行します。
sudo passwd -l root
コマンドを実行すると以下のように表示され、rootアカウントが無効になります。
以下のようにsu rootコマンドを実行して、root認証に失敗するか確認にしてみてください。