フォント
フォントは文字を表示するために必要な仕組みです。フォントには文字の形(グリフ)が定義されていて、
Ubuntuはその情報を読み取り画面に文字を描画しています。
フォントの概念については、WindowsやMac OS Xと同じです。
フォントファミリー
フォントファミリーはフォント(グリフセット)の集合体です。タイプフェイスとも呼ばれます。
例えば「Takao Pゴシック」フォントファイルには、
「標準」「イタリック」「ボールド」「ボールドイタリック」の4つのフォントが含まれています。
標準(Regular)
斜体(Italic)
太字(Bold)
太字斜体(Bold Italic)
同じ系列だが文字の形(グリフ)が多少異なるフォントの集合体がフォントファミリーです。
フォントファミリーの命名規則
一般的な命名規則として以下の規則があります。必ずしもすべてのフォントファミリー名が規則に従っているわけではありませんが、
一つの目安になるでしょう。
プロポーショナルフォントにはPがつく
プロポーショナルフォントは各文字の幅が異なるフォントのことです。可変幅フォントとも呼ばれます。
UIやWriterのドキュメント、Webページ等でよく使われます。
「Takao Pゴシック」や「IPA P明朝」、Windowsの「MS Pゴシック」は、
プロポーショナルフォントに該当します。
逆に何も付かないとモノスペースフォントであることが多いです。
モノスペースフォントは固定幅フォントとも呼ばれます。
UIがつくとUI向けフォント
ユーザーインターフェイス向けに最適化されているフォントです。「IPA UIゴシック」やWindowsの「MS UIゴシック」は、
UI向けフォントに該当します。
Ubuntuの日本語標準フォント
Ubuntuの日本語標準フォントは「Takao Pゴシック」と「Takao P明朝」です。TakaoフォントはIPAフォントが元になっており、Ubuntu向けに最適化されています。