自分でダウンロードしたフォントファイルのインストール
自分でフォントファイルを購入・ダウンロードした場合は、フォントファイルを適切なフォルダーに置く必要があります。
今回はフリーで公開されているフォントをダウンロードして、
フォントをインストールしてみます。
1.インストール先フォルダーの決定
フォントのインストール先を参考にし、まずインストール先のフォルダーを決めます。今回はシステム全体とユーザー固有のケースでインストールしてみます。
注意事項
システム全体とユーザー固有のフォルダーに同じフォントファイルを置かないでください。2-1.ユーザー固有の場合
該当するユーザーの「~/.fonts」フォルダーにフォントファイルをコピーします。適当にサブフォルダを作っても良いです。
2-2.フォントファイルのアクセス権
以下のように「所有者」と「グループ」を該当するユーザーに設定します。サブフォルダーを作成した場合は、サブフォルダーのアクセス権も確認しておきましょう。
「~/.fonts」フォルダーと同じアクセス権にしておけばOKです。
3-1.システム全体の場合
「/usr/local/share/fonts」フォルダーにフォントファイルをコピーします。rootでNautilusを起動し、ファイルの操作を行なってください。
3-2.フォントファイルのアクセス権
以下のように「所有者」と「グループ」を確認します。「その他」のアクセス権は最低でも読み込み権限が必要です。
そうしないとシステムの一部やユーザーからフォントを利用できなくなります。
サブフォルダーを作成した場合は、サブフォルダーのアクセス権も確認しておきましょう。
「/usr/local/share/fonts」フォルダーと同じアクセス権にしておけばOKです。
インストールしたフォントの確認
インストールしたフォントがアプリから利用できるか確認します。以下の画面はGEditのフォント設定画面です。
インストールした「A Charming Font」は日本語が含まれないため、
表示できない文字が文字コードで表示されています。
しかしインストールしたフォントが列挙されていれば問題ありません。
インストールしたフォントが利用できない場合
以下の方法を試します。1.フォントキャッシュの更新
以下のコマンドを実行し、フォントキャッシュを更新します。sudo fc-cache -fv