フォントの別名
あるフォントファミリーの代わりに別のフォントファミリーを指定することができます。例えば「Takaoゴシック」の別名として「Takao明朝」を指定すると、
「Takaoゴシック」を利用するアプリは「Takao明朝」を使います。
ただしフォントの別名はフォントマッチングの一環ですので、
アプリによってはそのフォントを利用しないアプリもあります。
また別名で指定されたフォントは、
Ubuntuにインストールされていないフォントが指定された場合、
その代わりのフォントとして利用されます。
例えば存在しない「ああ」フォントを指定したドキュメントがあった場合、
「Takaoゴシック」 をフォントの別名に指定しておくと
「Takaoゴシック」でドキュメントを表示します。
Font Managerで行う設定はユーザー固有の設定になるので、
他のユーザーやシステムには影響がありません。
Alias Editorの表示
画面左下のフォントプリファレンスボタンをクリックします。メニューが表示されるので「Alias Editor」をクリックします。
Alias Editor
フォントの別名を設定を行います。ここでは例として「TakaoEx明朝」の別名として「Takao Pゴシック」を指定します。
1.Aliasの追加
「Add Alias」ボタンをクリックします。以下のように項目が追加されます。
2.フォントファミリー名の入力
元となるフォントファミリー名を入力します。文字をいくつか入力するとインクリメンタルサーチで候補を表示してくれるので、
候補の中から選ぶこともできます。
ここでは「TakaoEx明朝」を入力します。
3.別名の追加
「Add Substitute」ボタンをクリックします。以下のように項目が追加されます。
4.フォントファミリーの別名の入力
別名を入力します。文字をいくつか入力するとインクリメンタルサーチで候補を表示してくれるので、
候補の中から選ぶこともできます。
ここでは「Takao Pゴシック」を入力します。
「Write configuration」ボタンをクリックします。
これで「TakaoEx明朝」の代わりに「Takao Pゴシック」が使われるようになります。
複数の別名追加
複数の別名を追加したい場合は、元となるフォントファミリーを選択して「Add Substitute」ボタンをクリックします。
複数の別名がある場合
以下のように複数の別名がある場合、リストの一番上にあるSubstituteが利用されます。従って「Takao Pゴシック」が使われます。
もし「Takao Pゴシック」が利用できない場合、次の候補である「Takaoゴシック」が使われます。
設定ファイルの保存先
各設定は「~/.config/font-manager/conf.d」フォルダーに保存されます。ファイル名に「aliases」が含まれています。