GAlternatives
GAlternativesはupdate-alternativesコマンドのGUIフロントエンドです。GUIでAlternativesシステムを管理することができます。
GAlternativesのアプリ名は「galternatives」です。
Alternativesシステム
UbuntuではAlternativesシステムにより、類似ソフトウェアが共存できるようになっています。例えばJavaのバージョンには6と7があり、さらにオープンソース版とOracle(Sun)版がありますが、これらが共存できるようになっています。
複数のJavaがインストールされている場合、システムやユーザーがデフォルトで使うJavaが指定されており、通常アプリはその指定されたJavaを使用します。
この指定を変更し、デフォルトで使用するJavaを切り替えることもできます。
またAlternativesシステムでは、類似ソフトウェアの優先順位から自動的に最適なソフトウェアを選択する機能があり、多くのソフトウェアでは自動的に最適なソフトウェアが選択されるようになっています。
イメージとしてはデフォルトのアプリと似たようなものです。
インストール
GAlternativesのインストールです。Ubuntuソフトウェアセンターを起動し、「galternatives」で検索します。
起動
Dashホームから以下のように起動します。UI構成
GAlternativesのUI構成です。1.ツールバー
バグのため機能しません。(2012/12/20)Toolbar buttons don't do anything
2.一般名(ソフトウェア)の一覧
Alternativesシステムに登録されている一般名(ソフトウェア)の一覧です。3.一般名
「一般名の一覧」から選択した一般名およびパスです。また概要がある場合は、一般名の概要が表示されます。
上記の画像の場合、「/usr/bin/x-www-browser」コマンドは「/usr/bin/google-chrome」へのシンボリックリンクになっています。
従って「x-www-browser」コマンドを実行すると、Google Chromeが起動します。
4.ステータス
「5.」で表示されるソフトウェアの選択方法をメニューから選択します。auto
優先度の高いソフトウェアを自動で選択します。基本的にautoでOKです。
後から優先順位の高いソフトウェアをインストールした場合、そのソフトウェアが選択されます。
manual
自分でソフトウェアを選択します。5.ソフトウェアの一覧
一般名に対応したソフトウェアの一覧が表示されます。Choice
現在選択されているソフトウェアです。Priority
ソフトウェアの優先順位です。ステータスが「auto」の時に参照される値です。
列をクリックすることで昇順・降順でソートできます。