Java
UbuntuではJavaの開発環境(JDK)やJavaアプリの実行環境(JRE)としてオープンソースのOpenJDKとプロプライエタリなOracle Javaが利用できます。Oracle JavaはもともとSun Javaと呼ばれていましたが、SunがOracleに買収されたことで名称が変わっています。
OpenJDKは標準のリポジトリに用意されており、簡単にインストールすることができますが、Oracle Javaは標準のリポジトリに用意されておりません。
別途PPAを追加するか自分でOracleからJavaをダウンロードしインストールする必要があります。
どちらのJREを利用しても良いですが、オープンソースのアプリはOpenJDKの方が相性が良いようです。
Ubuntu 12.04ではOpenJDK6(Oracle Java6相当)がデフォルトのJREになります。
Ubuntu 12.10ではOpenJDK7(Oracle Java7相当)がデフォルトのJREになります。
OpenJDKとOracle Javaは共存させることができます。
OpenJDK6 JREのインストール
Ubuntuソフトウェアセンターを起動し「openjdk-6-jre」で検索します。「インストール」ボタンをクリックします。
アドオンについて
ブラウザーのJavaアプレット実行用に「Icetea Javaプラグイン」が用意されています。必要な人はチェックを入れてインストールしておきましょう。
OpenJDK7 JREのインストール
Ubuntuソフトウェアセンターを起動し「openjdk-7-jre」で検索します。「インストール」ボタンをクリックします。
アドオンについて
ブラウザーのJavaアプレット実行用に「Icetea Javaプラグイン」が用意されています。必要な人はチェックを入れてインストールしておきましょう。
デフォルトのJREについて
Ubuntuの各バージョンが採用しているデフォルトのJREを簡単にインストールできるように「default-jre」というメタパッケージが用意されています。このパッケージ経由でJREをインストールすると、Ubuntuの各バージョンに合わせてデフォルトのJREがインストールされます。
Ubuntu 12.04ではOpenJDK6 JREがインストールされます。
Ubuntu 12.10ではOpenJDK7 JREがインストールされます。
このパッケージをインストールしておくと、デフォルトのJREが変更された際にそれに追従してくれるようになります。
OpenJDKのJREをインストールするならこのパッケージもインストールしておくと良いでしょう。
Ubuntuソフトウェアセンターを起動し「default-jre」で検索します。
「インストール」ボタンをクリックします。