天気情報ウィジェット
天気情報ウィジェットはデスクトップ上に配置されます。任意の場所に配置でき、ドラッグ&ドロップでウィジェットの位置を移動することができます。
「場所設定画面」でウィジェットを表示する設定にすると、ウィジェットの大きさを選択できるようになります。
ウィジェットの大きさにより表示される情報が異なります。
medium
場所、日付、天気、月相、風向き、風速、気温、湿度、最低気温、最高気温が表示されます。full
時刻、場所、日付、天気、気温、湿度、週刊天気予報が表示されます。super
時刻、場所、日付、天気、気温、湿度、週刊天気予報(天気、最高気温、最低気温)が表示されます。little
場所、天気、気温、湿度、最低気温、最高気温が表示されます。日本語の文字化けについて
ウィジェットの文字はUbuntuフォントを利用してCairoで描画されていますが、Ubuntuフォントには日本語グリフが含まれないため以下のように文字化けします。日本語の部分が□で表示されています。
ウィジェットのスキン
文字の描画にどのフォントを利用するかは、ウィジェットのスキンファイルに記述されています。スキンファイルを直接編集し、日本語フォントを指定すれば文字化けを解消することができます。
ウィジェットの各スキンは「/usr/share/my-weather-indicator/skins」フォルダーに格納されます。
スキンファイルは各サブフォルダー内の「skin」ファイルです。
スキンファイルを編集し日本語フォントを指定する
スキンファイルを直接書き換えて文字化けを解消する方法です。ここでは例として「full」スキンを編集して文字化けを解消してみます。
日本語フォントは、日本語環境でデフォルトのフォントである「Takao Pゴシック」にします。
注意事項 その1
スキンファイルを直接編集する方法では、My Weatherインジケーターアップデート時にスキンファイルが上書きされると、日本語の文字化けが再発するようになります。この方法は根本的な解決ではありません。
アップデート後に再度同じ作業が必要になりますが、スキンファイルのフォーマットが変更されていても良いように毎回確認しながら作業したほうが良いでしょう。
以前のバージョンで編集したスキンファイルを新しいバージョンのスキンファイルに上書きすると不都合が発生する可能性があります。
ところでNautilusの様にうまくフォントを混在させて表示させるような仕組みはないのかな?
そもそもUbuntuフォントに全言語のグリフを含んでくれれば良いような気もしますが…。
注意事項 その2
編集するスキンファイルのバックアップは取っておいてください。スキンファイルのフォーマットを誤るとウィジェットが表示されなくなります。
1.My Weatherインジケーターの終了
My Weatherインジケーターを終了しておきます。2.rootでスキンファイルを開く
端末を起動し以下のコマンドを実行すると、テキストエディターがrootで起動し指定されたスキンファイルを開きます。gksudo gedit '/usr/share/my-weather-indicator/skins/super/skin'
' '内がフルパスのスキンファイルです。
「gksudo gedit」でテキストエディターを起動し、該当するスキンファイルを開いてもOKです。
3.フォント名の置き換え
「Ubuntu」と記述されている箇所を「Takao Pゴシック」に置き換えます。黄色いマーカーが表示されている箇所が置き換え対象です。
変更前
変更後
編集したら保存してテキストエディターを閉じます。
ちなみにスキンファイルを読んでわかる人は、フォントを変えたい箇所だけ置き換えると良いでしょう。
4.動作確認
My Weatherインジケーターを起動し、該当するスキンでウィジェットを表示します。フォントマッチングを変更する
もうひとつの方法ですがfontconfigの機能を利用して「Ubuntu」フォントを別のフォントに置き換える方法です。影響範囲が広いため、良く分からない場合はお勧めしません。
以前紹介した方法で実現できます。
同じように「Takao Pゴシック」に置き換えるには以下のように設定します。
Ubuntuフォントを利用している全てのアプリが影響を受けます。
例えば、Nautilusもこの影響を受けます。
以下の画像の英数字を見ると、UbuntuフォントからTakao Pゴシックフォントに変わっているのが分かります。
変更前
変更後
もちろんウィジェットのフォントも変更されます。
ウィジェットの表示結果はスキンファイルの変更方法と同じです。