プリンタークラス
プリンタークラスは複数のプリンターをまとめたものです。複数のプリンターをまとめることで、印刷ジョブを分散させることができます。
印刷処理はプリンタークラス内の印刷可能なプリンターから行われます。
アプリから見ると、通常のプリンターのように見えます。
また、システム設定の「印刷」からも通常のプリンターのように設定を行うことができます。
プリンタークラスの例
例えばEPSON PX-A620が2台あり、それぞれのプリンターがシステム設定の「印刷」に追加されているとします。これらのプリンターからプリンタークラスを作成します。
アプリからプリンタークラスに印刷が行われた際、印刷可能なプリンターから印刷が行われます。
もし1台目のEPSON PX-A620が印刷中で、2台目のEPSON PX-A620が印刷可能状態の時、2台目のEPSON PX-A620から印刷が行われます。
2台とも印刷中の場合は、先に印刷可能状態になったプリンターから印刷が行われます。
プリンタークラスに登録するプリンターについて
プリンタークラスに登録するプリンターは任意のプリンターが選択できますが、ドライバーの都合上同じドライバーを利用しているプリンターの登録をおすすめします。プリンタークラスの作成
プリンタークラスの作成です。クラスの作成方法には、空のクラスを新規に作成してクラスに登録するプリンターを選択する方法と、クラスに登録するプリンターを予め選択して作成する方法があります。
どちらの作成方法でも結果は同じになります。
1-1.クラスの新規作成
「サーバー」メニューから「新規」>「クラス」をクリックします。あるいは「追加」ボタンのメニューから「クラス」をクリックします。
1-2.プリンターを選択してクラスの新規作成
プリンタークラスに登録するプリンターを選択してからクラスを作成することもできます。プリンタークラスに登録するプリンターを2つ以上選択します。
「プリンター」メニューから「クラスの作成」をクリックします。
選択したプリンターを右クリックして表示されるメニューから「クラスの作成」をクリックしてもOKです。
2.クラスの設定
以下の画面が表示されるのでクラスの設定を行います。プリンター名
プリンタークラスの名称です。プリンタークラス名はシステムがプリンターを一意に識別するIDにもなります。
従って入力できる文字に制約があります。
例えばスペースは入力できません。
英数字やハイフンで入力しておくのが無難でしょう。
説明
プリンタークラスの説明です。入力は任意ですが、UI上に表示されるため分かりやすい内容を入力しておくと良いでしょう。
場所
プリンタークラスの設置場所です。入力は任意ですが、UI上に表示されるため分かりやすい内容を入力しておくと良いでしょう。
入力したら「進む」ボタンをクリックします。
3.クラスに登録するプリンターの設定
クラスに登録するプリンターを選択します。このクラスのメンバー
クラスに登録するプリンターの一覧です。その他
クラスに登録できるプリンターの一覧です。プリンターの登録
クラスに登録したいプリンターを「その他」から選択し、「<」ボタンをクリックします。複数のプリンターを選択することができます。
プリンターの登録解除
クラスから登録を解除したいプリンターを「このクラスのメンバー」から選択し、「>」ボタンをクリックします。複数のプリンターを選択することができます。
設定したら「適用」ボタンをクリックします。
4.テストページの印刷
テストページ印刷の確認画面が表示されます。「テストページの印刷」ボタンをクリックすると、テントページが印刷されます。
必要に応じてクリックするボタンを選択してください。
5.クラス作成完了
以下のようにプリンタークラスが作成されます。見ての通り通常のプリンターと変わりません。
通常のプリンターのように共有や削除、名称の変更が行えます。
クラスに登録したプリンターの変更について
クラスに登録するプリンターはプリンターのプロパティ画面から変更することができます。プリンターのプロパティー画面を開くと、左側のリストに「メンバー」が追加されています。
操作方法はクラス作成手順の「3.クラスに登録するプリンターの設定」と同じです。
プリンターの登録
クラスに登録したいプリンターを「その他」から選択し、「<」ボタンをクリックします。複数のプリンターを選択することができます。
プリンターの登録解除
クラスから登録を解除したいプリンターを「このクラスのメンバー」から選択し、「>」ボタンをクリックします。複数のプリンターを選択することができます。