Xubuntu
Xubuntuはデスクトップ環境にXfceを採用したUbuntuの派生ディストリビューション(フレーバー)です。Xubuntuの特徴
Xubuntuの特徴です。UIは分かりやすく表現するため、Windowsの表現を使用しています。
全般
標準でインストールされるアプリが少なく、シンプルな構成です。余計なアプリをインストールして欲しくない人にとっては、良いフレーバーでしょう。
ちなみにXubuntuは自治体で導入された実績があります。
一部のアプリはUbuntuのアプリがそのまま採用されています。
UI全般
Windows 2000風のUIです。画面上部にスタートメニューやタスクバー、タスクトレイがあるため、画面の上部にタスクバーを移動して使用しているWindowsユーザーならそれほど違和感なく利用できると思います。
ちなみに画面下部に移動することも可能です。
また画面下部にMac OS Xのようなドックがあり、ドックからアプリケーションを起動することもできます。
日本語対応について
もちろん日本語にも対応しています。Mozcで日本語入力が利用できますし、UIも日本語で表示されるようになります。
またLiveメディアも多くのアプリが日本語で表示できます。
Ubuntuと同じレベルで日本語化されているので、困ることはないと思います。
パフォーマンス
XubuntuのパフォーマンスはUbuntuよりも軽く、Ubuntuと同じアプリや軽めのアプリがインストールされています。Ubuntuでは動作が重い場合やシングルコアのCPUなら、Xubuntuは良い選択肢の一つです。
インストール直後の状態でメモリの使用量は、180MB程度でした。
Xubuntuの情報
情報量はUbuntuの情報量と比較すると少なくなります。しかしUbuntuと共有しているパッケージが多いため、Ubuntuの情報やテクニックが流用できます。
またUbuntu日本語フォーラムで質問することもできます。
UI周りの情報を「Xubuntu」で検索しても見つからない場合は、「Xfce」で検索してみるのもよいでしょう。
Xubuntuのバージョン
Ubuntuと同じバージョン表記です。現時点での最新バージョンはXubuntu 12.10です。
Ubuntuと同じなので、LTS版のXubuntu 12.04も存在します。
Ubuntu 12.10もXubuntu 12.10も2012年10月18日にリリースされています。
ただしLTS版のサポート期間は3年間です。
Wubiについて
Xubuntu12.10はWubiに対応していません。(いくつか方法はありますが・・・)
Xubuntuのインストールについて
Ubuntuと同じようにGUIのインストーラーが提供されており、Ubuntuのインストーラーと同じです。インストールは難しくありません。
Ubuntuをインストールしたことがある人なら余裕です。
UbuntuとXubuntuの共存について
UbuntuからXubuntuをインストールする場合、Ubuntuソフトウェアセンターからインストールすることが可能です。ただし注意事項は目を通しておいてください。
Xubuntu desktop system
Xubuntuのインストールパッケージです。Ubuntuソフトウェアセンターから「xubuntu-desktop」で検索します。
Xubuntuのダウンロード
Xubuntuをダウンロードします。今回は現時点で最新版のXubuntu 12.10 64bit版をダウンロードします。
ちなみにXubuntu 日本語 Remixは存在しません。
Xubuntu 12.10のリリースノートはこちらです。
1.Get Xubuntu
Xubuntuの公式サイトにアクセスし、「Get Xubuntu」をクリックします。2.バージョンの選択
ダウンロードするXubuntuのバージョンを選択します。XubuntuのダウンロードはTorrentで行えますが、今回はミラーサーバーからディスクイメージを直接ダウンロードします。
「Mirror downloads」からミラーサーバーを選択します。
今回はCanadaを選択しましたが、どこでも良いです。
ちなみにLTS版のXubuntu 12.04もダウンロード可能です。
同ページ内の下の方にあります。
3.32bit/64bitの選択
ダウンロードするディスクイメージのアーキテクチャーを選択します。「PC (Intel x86) desktop image」をクリックすると、32bit版がダウンロードされます。
「64-bit PC (AMD64) desktop image」をクリックすると、64bit版がダウンロードされます。
今回は64bit版をダウンロードするので、「64-bit PC (AMD64) desktop image」をクリックします。
このページの下の方にMD5チェックサム等のファイルがあります。
必要ならダウンロードしておきましょう。
ライブメディアの作成について
ダウンロードしたディスクイメージからライブメディアが作成できます。作り方はUbuntuと同じです。