Tweaksタブについて
「Tweaks」タブでは、Ubuntuの「システム設定」では変更できない設定を行うことができます。注意
「システム設定」で変更できない設定は、原則サポート対象外になります。致命的な問題が発生することはほとんどありませんが、dconfのユーザーデータベースをバックアップするなど、問題発生に備えて必要なバックアップを取っておくと良いでしょう。
フォント設定
「Fonts」ボタンをクリックすると、UIに使用するフォントの設定を変更することができます。以下の画面が表示されます。
フォント設定の反映について
フォント設定を変更すると、設定内容が即座に反映されます。ただアプリによって反映するタイミングが異なるため、各フォントの設定を変更したら、再ログインかPCを再起動するとよいでしょう。
デフォルト値の設定
各設定項目の右にあるボタンをクリックすると、デフォルト値に戻すことができます。Text scaling factor
フォントサイズの倍率を指定します。「Window title bar font」を除いて各フォントに影響します。
「ユニバーサルアクセス」の「文字サイズ」と同じ設定ですが、こちらは直接数値で指定できます。
Text scaling factor 1.0 (デフォルト)
デフォルトの設定です。Text scaling factor 1.4
全体的にフォントサイズが拡大されています。Default font
UI全般で利用されるフォントの設定です。Ubuntu(デフォルト)
VL Pゴシック
Desktop font
デスクトップで利用されるフォントの設定です。Ubuntu(デフォルト)
みかちゃん ぷち
Monospace font
固定幅のフォントの設定です。固定幅のフォントはテキストエディターや端末等で利用されます。
各アプリでフォントが指定できる場合は、アプリが指定したフォントが優先されます。
指定できるフォントは固定幅のフォントのみです。
Ubuntu Mono(デフォルト)
梅UIゴシック
Document font
ドキュメント系のアプリが文書を表示するのに利用するフォントの設定です。各アプリでフォントが指定できる場合は、アプリが指定したフォントが優先されます。
Sans(デフォルト)
YozFont Light
Window title bar font
アプリのウィンドウのタイトルバーで利用されるフォントの設定です。Ubuntu Bold(デフォルト)
みかちゃん-P
Hinting
フォントヒンティングの方法を以下のメニューから選択します。フォントヒンティングは文字のグリフ(形)を補正し、可読性を上げるする仕組みです。
ヒンティングの情報は各フォントによる異なるため、まず各フォントを設定してからヒンティングの設定を変更します。
No hinting
ヒンティングを行いません。Basic(デフォルト)
基本的なヒンティング処理を行います。Moderate
「Basic」よりもヒンティングによる補正を効かせます。Maximum
最大限ヒンティングによる補正を効かせます。Antialiasing
アンチエイリアスの方法を以下のメニューから選択します。アンチエイリアスを行うことで、模擬の輪郭がなめらかになり可読性が向上します。
No antialiasing
アンチエイリアスを行いません。Standard grayscale antialiasing
通常のアンチエイリアスです。液晶ディスプレイの場合、以下の「Subpixel antialiasing」も試してみてください。
Subpixel antialiasing(LCS screens only)
液晶ディスプレイ向けのアンチエイリアスです。Windowsで言うところの「ClearType」相当の機能です。
フォント選択画面について
各フォントのボタンをクリックすると、フォント及びフォントサイズを選択する画面が表示されます。Windowsと異なり、各フォントのスタイルはフォント一覧に表示されます。
1.検索
部分一致でフォント一覧のフォントをフィルタリングします。フィルタリングするフォントファミリー名を入力します。
2.フォント一覧
利用できるフォントの一覧が表示されます。この中から利用したいフォントを選択します。