ウィンドウの設定をカスタマイズする
「Additional」アイコンをクリックすると、ウィンドウの設定をカスタマイズすることができます。以下の画面が表示されます。
Focus Behaviour
アプリのウィンドウにフォーカスを設定Auto-raise
フォーカスをセットしたウィンドウを自動的に手前に持ってくる設定です。「Focus mode」で「Click」以外を選択した時に影響する設定です。
「オン」に設定すると「Auto-raise delay」で指定された時間経過後に、フォーカスをセットしたウィンドウを前面に表示します。
「オフ」に設定すると、ウィンドウにフォーカスをセットしても、ウィンドウは前面に表示されません。
Auto-raise delay
フォーカスをセットしたウィンドウを前面に表示するまでの時間を指定します。スライダーバーのツマミを右に移動するほど、時間が長くなります。
Focus mode
ウィンドウにフォーカスをセットする方法を、以下のメニューから選択します。Click
マウスのクリックでウィンドウにフォーカスをセットし、そのウィンドウを前面に表示します。デフォルトの動作です。
Sloppy/Mouse
マウスカーソルの下にあるアプリのウィンドウにフォーカスをセットします。フォーカスをセットしたウィンドウを前面に持ってくるかどうかは、「Auto-raise」の設定によります。
Nautilusの「ホーム」ウィンドウにフォーカスがセットされていますが、前面には表示されていません。
「Auto-raise」の設定が「オン」になっていれば、「Auto-raise delay」で指定された時間経過後にNautilusの「ホーム」ウィンドウが前面に表示されます。
Nautilusの「ホーム」ウィンドウにフォーカスがセットされていれば、ウィンドウが前面になっていなくてもキーボードの入力やメニューは、Nautilusの「ホーム」ウィンドウに対して処理されます。
Sloppy/Mouseの違い
「Sloppy」はマウスカーソルの下にアプリのウィンドウがない場合、フォーカスの移動を行いません。「Mouse」はマウスカーソルの下にアプリのウィンドウがない場合、デスクトップ画面にフォーカスをセットします。
ですがUbuntu 13.04では違いがなく、いずれも「Sloppy」として動作します。
Titlebar Actions
ウィンドウのタイトルバーをクリックした時に行う動作を指定します。Double click
ウィンドウのタイトルバーをダブルクリックした時に行う動作を指定します。Middle click
ウィンドウのタイトルバーをマウスの中ボタンでクリックした時に行う動作を指定します。Right click
ウィンドウのタイトルバーを右クリックした時に行う動作を指定します。動作の指定
いずれも動作を以下のメニューから選択します。Toggle Shade
シェードとは、アプリのウィンドウをタイトルバーだけの状態にする機能のことです。例えばNautilusのウィンドウをシェードしてみます。
以下のようにウィンドウのタイトルバーだけの状態になります。
もう一度同じ操作を行うと、元のウィンドウの状態に戻ります。
Maximize/Horizontal expand/Vertical expand
アプリのウィンドウを最大化します。「Horizontal expand」と「Vertical expand」については、本来とは異なる動作をします。
vertical maximize when double clicking on titlebar
Minimize
アプリのウィンドウを最小化します。No action
何もしません。Lower
アプリのウィンドウを背面に移動します。Menu
ウィンドウメニューを表示します。Resizing
アプリのウィンドウサイズを変更する際に表示される、枠などの色を設定します。Outline colour
外枠の色を指定します。カラーボタンをクリックすると色選択画面が表示されるので、色を選択します。
Fill Colour
内側の色を指定します。カラーボタンをクリックすると色選択画面が表示されるので、色を選択します。