インジケーターの表示をカスタマイズする
「Indicators」のタブをクリックすると、インジケーターの表示をカスタマイズすることができます。Show Bluetooth indicator
Bluetoothインジケーターを表示するかどうかの設定です。オンにしてもPCにBluetoothが存在しない場合、Bluetoothインジケーターは表示されません。
Show sound indicator
サウンドインジケーターを表示するかどうかの設定です。オンにしてもPCにサウンドデバイスが存在しない場合、サウンドインジケーターは表示されません。
Ignored Media Players
メディアプレーヤーの中には、サウンドインジケーターに操作パネルを配置するものがあります。「Ignored Media Players」にそのアプリ名を入力することにより、サウンドインジケーターから特定のメディアプレーヤーを非表示にすることができます。
例えば「Rhythmbox」がインストールをされている環境では、以下のように「Rhythmbox」の操作パネルがサウンドインジケーターに表示されます。
「Ignored Media Players」に「rhythmbox」と入力すると、以下のように「Rhythmbox」の操作パネルが表示されなくなります。
「Ignored Media Players」に複数のアプリを入力する場合は、アプリごとに改行(1行1アプリ)してください。
Ignored Media Playersに入力するアプリ名について
入力するアプリ名は、アプリのデスクトップエントリーファイルのファイル名から拡張子を除いた名称を入力します。例えば「Rhythmbox」の場合、デスクトップエントリーファイルは「/usr/share/applications/rhythmbox.desktop」になります。
ファイル名は「端末」にデスクトップエントリーファイルをドラッグ&ドロップすれば分かります。
従って「Rhythmbox」の場合、「rhythmbox」と入力すれば良いことが分かります。
ちなみに以前紹介したように、Nautilus上でのデスクトップエントリーファイル名は、実ファイル名と必ずしも一致しないことに注意してください。
「端末」等を利用してファイル名を調べる必要があります。
UIで使用するフォントをカスタマイズする
「Fonts」のタブをクリックすると、UIで使用するフォントをカスタマイズすることができます。Hinting
フォントヒンティングの方法を以下のメニューから選択します。フォントヒンティングは可読性の向上を目的としたもので、グリフの形状(文字の形)を補正する仕組みです。
フォントにより効果が異なります。
None
フォントヒンティングを行いません。Slight
フォントヒンティングによる最小限の補正を行います。Medium
フォントヒンティングによる中程度の補正を行います。Full
フォントヒンティングによる最大限の補正を行います。Antialiasing
グリフの形状にアンチエイリアスをかけ、形状をなだらかにします。none
アンチエイリアスをかけません。grayscale
アンチエイリアスをかけます。形状はグレースケール(色)により補完されます。
rgba
アンチエイリアスをかけます。いわゆるサブピクセルレンダリングです。
液晶ディスプレイ向きです。
Default Font
UI全般で利用されるフォントです。Document Font
文書を表示する際に利用されるフォントです。文書の定義が曖昧ですが、「Document Font」を利用するアプリはあまり多くないようです。
以下は「辞書」アプリです。
赤枠内のフォントに「Document Font」が利用されています。
Monospaced font
固定幅のフォントです。「端末」や「テキストエディター」、「システムログ」等で利用されるフォントです。