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Ubuntu ディスク その27 - RAIDアレイについて・RAIDアレイを作成する

RAIDアレイ

  「ディスク」では、RAIDアレイの作成や管理を行うことができます。


  ディスクでサポートされるRAIDは、ソフトウェアRAIDです。
  ソフトウェアRAIDで構築されたボリュームは、Ubuntuや各フレーバーから扱うことができます。

mdadmについて

  ソフトウェアRAIDは、「mdadm」が管理します。
  「ディスク」はこの「mdadm」と連携して動作します。

  従って「ディスク」でソフトウェアRAIDを扱うには、事前に「mdadm」をインストールしておく必要があります。
  言い換えれば、「ディスク」は「mdadm」のフロントエンドです。

  mdadmのインストール

    Ubuntuソフトウェアセンターを起動し、「mdadm」で検索します。


    「インストール」ボタンをクリックします。

    以下の画面が表示されますが、これはRAIDアレイの障害発生時に障害をメールで通知する機能の設定です。

    今回はこの機能を利用しないため、「設定なし」を選択して「進む」ボタンをクリックします。


RAIDアレイを作成する

  ソフトウェアRAIDを利用するには、まずRAIDアレイを作成する必要があります。

1.RAIDアレイを構成するディスクの選択

  RAIDアレイを構成するディスクを選択します。

  1-1.チェックボックスの表示

    「デバイス」横のボタンを選択ボタンをクリックします。


  1-2.ディスクの選択

    以下のようにチェックボックスが表示されるため、RAIDアレイを構成するディスクを複数選択します。
    RAIDアレイ作成に必要なディスク数は、RAIDレベルによります。

    事前にRAIDレベルとRAIDアレイを構成するディスクを決めておきましょう。


    ここでは例として、以下のようにチェックを入れました。
    RAIDレベル 0(ストライピング)のRAIDアレイを作成してみます。


  1-3.RAIDアレイ作成画面の表示

    「RAIDを作成」ボタンをクリックします。


2.RAIDアレイの設定

  次に作成するRAIDアレイの設定を行います。


  RAIDレベルの選択

    RAIDレベルを以下のメニューから選択します。


    RAID 0(ストライプ)

      複数のディスクにデータを分散させ、パフォーマンスを向上させます。
      冗長性が無いため、RAIDアレイの内のディスクが一つでも故障すると、RAIDアレイのボリュームにはアクセスできなくなりデータが失われます。

      RAIDアレイの内のディスク数が増えるほど故障率が上がります。
      従ってバックアップが重要になります。

      このタイプのRAIDアレイを作成するには、ディスクが2つ以上必要です。

    RAID 1(ミラーリング)

      複数のディスクに同じデータを書き込むことで、耐障害性を向上させます。
      ディスクの使用効率は半分以下になります。

      このタイプのRAIDアレイを作成するには、ディスクが2つ以上必要です。

    RAID 4(専用パリティ)

      エラー訂正に利用するパリティを、特定のディスクに保存します。
      このRAIDレベルを利用するより、RAID 5を利用することがほとんどでしょう。

      このタイプのRAIDアレイを作成するには、ディスクが3つ以上必要です。

    RAID 5(分散パリティ)

      エラー訂正に利用するパリティを、複数のディスクに保存します。
      RAID 1よりもパフォーマンスを確保することができ、ディスクの使用効率も高くなりますが、耐障害性は落ちます。

      このタイプのRAIDアレイを作成するには、ディスクが3つ以上必要です。

    RAID 6(二重分散パリティ)

      エラー訂正に利用する2種類の情報を、複数のディスクに保存します。
      RAID 5と同等のメリットがあり、さらにRAID 5よりも耐障害性が期待できます。

      このタイプのRAIDアレイを作成するには、ディスクが4つ以上必要です。

    RAID 10(ミラーリングのストライプ)

      いわゆる「RAID 1+0」です。
      RAID 1の特徴である耐障害性と、RAID 0の特徴であるパフォーマンスのいいとこ取りをしたRAIDです。

      このタイプのRAIDアレイを作成するには、ディスクが4つ以上必要です。

  チャンクサイズ

    RAIDレベルを以下のメニューから選択します。
    チャンクサイズが与える影響は、主にパフォーマンスです。


    環境にもよりますが、「64 KiB」付近が無難な選択でしょうか。

  名前

    RAIDアレイの名称を入力します。
    分かりやすい名称を入力すると良いでしょう。

  RAIDアレイの設定を行ったら、「作成」ボタンをクリックします。

3.RAIDアレイの作成

  RAIDアレイを作成します。

  3-1.ディスクの確認

    RAIDアレイを構成するディスクの確認を行います。
    問題なければ「作成」ボタンをクリックします。


  3-2.パスワードの入力

    以下の画面が表示されるので、管理者ユーザーのパスワードを入力し「認証する」ボタンをクリックします。


  3-3.作成完了

    以下のようにRAIDアレイが作成されます。
    またRAIDアレイが開始され、RAIDアレイ内のボリュームにアクセスできるようになります。


    以上で完了です。
  

    ボリュームのデバイスファイル

      RAIDアレイのボリュームのデバイスファイルは、「/dev/mdXXX」(XXXには数値が入る)になります。

    パーティションのデバイスファイル

      RAIDアレイのボリュームのパーティションのデバイスファイルは、「/dev/mdXXXpY」(XXXとYには数値が入る)になります。

  RAIDアレイを構成するディスクを見てみる

    RAIDアレイを構成するディスクを見ると、以下のようにどのRAIDアレイに属するディスクか表示されます。


    「アレイへ移動」をクリックすると、そのRAIDアレイに移動します。

  GPartedで見てみる

    GPartedで作成したRAIDアレイのボリュームを見てみると、以下のようになります。
    ここでは例としてRAIDアレイのボリュームに、3つのパーティションを作成済みです。



ディスク
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