GRUB2の設定を変更する
GRUB2の設定を変更します。「General Serttings」タブをクリックすると、以下の画面が表示されます。
default entry
GRUB2のブートメニューで、デフォルトで選択される項目を設定します。predefined
メニューで選択された項目をデフォルトの項目にします。メニューを表示すると、エントリーの一覧が表示されます。
この中からデフォルトで選択される項目を設定します。
メニューの左列に表示される内容は、GRUB2のブートメニューで表示される項目の位置を示しています。
例えば「Entry 1」は、GRUB2のブートメニューで1番目に表示される項目のことです。
サブメニューの場合
サブメニューの場合、「Entry 2>1」のように表示されます。これはGRUB2のブートメニューで2番目の項目がサブメニューであり、そのサブメニューの中の1番目に表示される項目を指します。
メニューの右列に表示される内容は、GRUB2のブートメニューで表示される項目の項目名です。
ただしメニューの幅が足りず端が切れており、すべて表示されませんでした。
previously booted entry
前回選択されたGRUB2のブートメニューの項目を記憶しておき、次回以降前回選択されたGRUB2のブートメニューの項目をデフォルトの項目にします。visibility
GRUB2のブートメニューの表示そのものに関する設定です。show menu
チェックをオンにすると、GRUB2のブートメニューの表示が有効になります。チェックをオフにしようとすると、以下の画面が表示されます。
意訳:
他のパーティションにOSがインストールされている環境では、このオプションのチェックを外しても機能しません。GRUB2のブートメニューの表示をスキップするには、「look for other operating systems」のチェックを外してください。
look for other operating systems
チェックをオンにすると、GRUB2のブートメニューが常に表示されるようになります。OSが一つしかインストールされていない場合や、複数のOSがインストールされていてもたまにしか他のOSを起動しない時は、チェックを外しておくとよいでしょう。
チェックを外しても、「Shift」キーを押しながらPCを起動すればGRUB2のブートメニューが表示されます。
Timeout
「look for other operating systems」のチェックをオンにした時に有効な設定です。GRUB2のブートメニュー表示後に、ここで指定された秒数が経過すると、デフォルトの項目が自動的に選択されます。
GRUB2のブートメニューでは、以下のように残り秒数が画面の下部に表示されます。
「ハイライトされた項目が 19 描画に自動実行されます。」と表示されています。
kernel parameters
Linux Kernelに関する設定です。カーネルオプション
Linux Kernelのカーネルオプションを指定します。デフォルトでは、「quiet splash」が指定されています。
ここで指定されたカーネルオプションは、現在起動しているUbuntuを起動するエントリーすべてに、ここで指定されたカーネルオプションが指定されます。
ただし、リカバリーモード起動用のエントリーと他のパーティションにインストールされているUbuntuには影響しません。
generate recovery entries
チェックをオンにすると、リカバリーモードでUbuntuを起動するエントリーを生成します。(recovery mode)とついているエントリーが、リカバリーモードでUbuntuを起動するエントリーです。
チェックをオフにすると、リカバリーモードでUbuntuを起動するエントリーを生成しません。
一度チェックをオフにして再度チェックをオンにすると、リカバリーモードでUbuntuを起動するエントリーが再生成されます。
ただし以下のようにエントリーの順番が元々の順番と異なります。
エントリーの順番が気になる人は、自分でエントリーの順番を変更してください。
advanced settingsボタン
「advanced settings」ボタンをクリックすると、GRUB2の高度な設定を変更することができます。「GRUB2の高度な設定を変更する」を参考にしてください。
設定の変更に伴うエントリーへの影響について
「General Serttings」で設定を変更したら「List Configuration」のタブをクリックし、エントリーの一覧を更新し、エントリーの内容を確認すると良いでしょう。
エントリーの一覧を更新する必要がある場合、以下のように「Refresh」ボタンが表示されます。
エントリーの一覧を更新する必要がある場合、以下のように「Refresh」ボタンが表示されます。