VirtualBoxの公式リポジトリーを追加する
VirtualBoxの公式リポジトリーを「システム設定」の「ソフトウェアとアップデート」から追加する方法です。いままでは「Ubuntu Tweak」からVirtualBoxの公式リポジトリーを追加する方法を紹介していましたが、「ソフトウェアとアップデート」からVirtualBoxの公式リポジトリーを自分で追加することができます。
「Ubuntu Tweak」をインストールしたくない人や、「Ubuntu Tweak」からVirtualBoxの公式リポジトリーを追加してもうまくいかない場合は、この方法でリポジトリーを追加すると良いでしょう。
リポジトリーを追加するにあたり、必要な作業は以下の2つです。
- サーバー認証の鍵を追加する
- リポジトリーを追加する
リポジトリーを追加する
以下の手順でVirtualBoxの公式リポジトリーを追加します。ここでは例としてUbuntu 13.10上で作業していますが、他のバージョンでも同じです。
1.テキストエディターに鍵をコピー
まずサーバー認証の鍵ファイルを作成します。サーバー認証の公開鍵は「Oracle public key for apt-secure」にあります。
この内容をテキストエディターにコピー&ペーストします。
2.鍵ファイルの保存
鍵ファイルを保存します。鍵ファイルの保存先は、日本語のパスが含まれないフォルダーにします。
3.鍵ファイルのインポート
上記で作成した鍵ファイルをインポートします。「システム設定」を起動し「ソフトウェアとアップデート」をクリックします。
以下のように「認証」タブをクリックします。
「鍵ファイルのインポート」ボタンをクリックします。
4.鍵ファイルの選択
以下の画面が表示されるので、上記で作成した鍵ファイルを選択して「OK」ボタンをクリックします。5.インポート完了
以下のように鍵ファイルがインポートされます。以上でサーバー認証の鍵の追加は完了です。
次にリポジトリーを追加します。
6.リポジトリーの追加
「他のソフトウェア」タブをクリックします。7.リポジトリーの設定
以下の画面が表示されるので、追加するリポジトリーを入力します。Ubuntu 13.10の場合、以下の内容を入力します。
deb http://download.virtualbox.org/virtualbox/debian saucy contrib
Ubuntuの開発コード
赤字の箇所は、Ubuntuの開発コードが入ります。現在利用しているUbuntuの開発コードを小文字で入力します。
「開発コード(略名)」を参考にしてください。
入力したら「ソースを追加」ボタンをクリックします。
8.リポジトリーの追加完了
以下のように入力したリポジトリーが追加されます。赤枠内の「(ソースコード)」の行のチェックは外しておきます。
9.パッケージインデックスファイルの更新確認
以下のようにパッケージインデックスファイルの更新が促されるので、「再読込」ボタンをクリックします。この画面が表示されない時は、「アップデートマネージャー」や「ソフトウェアの更新」でアップデートの確認をしてください。
10.パッケージインデックスファイルの更新
パッケージインデックスファイルが更新されます。以上で完了です。
これで「Ubuntu ソフトウェアセンター」から「VirtualBox」をインストールできるようになります。