Grub Customizer 4.0
「Grub Customizer 4.0」がリリースされました。前回紹介した時は3.0でしたので、メジャーバージョンアップといったところでしょうか。
「ソフトウェアの更新」でアップデートすれば、「Grub Customizer 4.0」にアップデートされます。
「Grub Customizer 4.0」では、UIが一部変更され、多くの項目が日本語化されています。
一部に英語表記の項目が存在しますが、使いやすくなりました。
変更点を見ていきます。
リスト設定の変更点
「リスト設定」のタブをクリックすると、以下の画面が表示されます。「List Configuration」のタブと同様の役割です。
「リスト設定」では、「GRUB2」のブートメニューの一覧を表示します。
ここで行った変更は、保存時に「GRUB2」のブートメニューに反映されます。
「リスト設定」では、エントリーの表示方法を制御できるようになりました。
詳細の表示・非表示の切り替え
各エントリーの下段には、エントリーの詳細が表示されています。この詳細表示を切り替えることができます。
デフォルトでは、詳細表示が有効になっています。
エントリー数が多く見通しが悪い時は、詳細を非表示にすると良いでしょう。
表示の切り替え方法
表示の切り替えは、「表示」メニューの「Show details」をクリックします。詳細表示が有効なら、このメニュー項目にはチェックが表示されます。
詳細表示
詳細非表示
詳細を非表示にすると以下のようになります。アイコンのサイズも小さくなります。
スクリプトごとにエントリーを表示する
各エントリーは、スクリプトに関連付けられています。例えば「Windows 7(loader) (on/dev/sda3)」というエントリーは、「GRUB2」のスクリプトである「os-pober」が生成したエントリーです。
自分で新規に作成したエントリーもスクリプトに関連付けられます。
「Grub Customizer 4.0」では、各エントリーをスクリプトごとに表示させることができます。
表示の切り替え方法
表示の切り替えは、「表示」メニューの「Group by Script」をクリックします。表示が有効なら、このメニュー項目にはチェックが表示されます。
スクリプトごとに表示
以下のように各エントリーがスクリプトごとに表示されるようになります。どのスクリプトがどのようなエントリーを生成しているか見たい時に便利です。
プレースホルダーの表示
プレースホルダーの表示・非表示を切り替えることができます。デフォルトでは、非表示になっています。
プレースホルダーとは
プレースホルダーとは、前回紹介したサーチアイコンのエントリーが該当します。「(script code)」と「(incoming Entries)」が該当します。
日本語ではそれぞれ、「スクリプト・コード」、「エントリー」と翻訳されています。
表示の切り替え方法
表示の切り替えは、「表示」メニューの「Group by Script」をクリックします。表示が有効なら、このメニュー項目にはチェックが表示されます。