UEFIブートマネージャーにブートローダーを登録する
UEFIブートマネージャーにブートローダーを登録します。ブートローダーの登録は、エントリーの作成で行います。
コマンドのフォーマット
コマンドのフォーマットは、以下のようになります。- ロングオプションによるフォーマット
sudo efibootmgr --create --disk 'EFIシステムパーティションがあるディスク' --part 'パーティションの番号' --loader 'ブートローダーのパス' --label 'エントリー名'
- ショートオプションによるフォーマット
sudo efibootmgr -c -d 'EFIシステムパーティションがあるディスク' -p 'パーティションの番号' -l 'ブートローダーのパス' -L 'エントリー名'
--disk 'EFIシステムパーティションがあるディスク'
EFIシステムパーティションがあるディスクのデバイスファイルを指定します。このオプションを省略すると、「/dev/sda」が指定されたものとして扱われます。
記述例
/dev/sda--part 'パーティションの番号'
EFIシステムパーティションのパーティション番号を指定します。このオプションを省略すると、「1」が指定されたものとして扱われます。
記述例
1--loader 'ブートローダーのパス'
登録するブートローダーのパスを指定します。パスの区切り記号は、\\(バックスラッシュ2文字)で記述します。
記述例
\\EFI\\ubuntu\\shimx64.efi--label 'エントリー名'
エントリー名を指定します。エントリー名は、UEFIブートマネージャーに表示されます。
コマンドの実行例
コマンドの実行例です。1.登録するブートローダー
ここでは例として、Ubuntuのブートローダー(GRUB2のブートローダー)である「shimx64.efi」をUEFIブートマネージャーに登録します。EFIシステムパーティションは、「/dev/sda1」です。
「shimx64.efi」のパスは、「/EFI/ubuntu/shimx64.efi」です。
2.登録前のUEFIブートマネージャーの状態
ブートローダー登録前のUEFIブートマネージャーの状態を見てみます。以下のようになっています。
3.コマンドの実行
以下のコマンドを実行してブートローダーを登録します。
sudo efibootmgr --create --disk /dev/sda --part 1 --loader \\EFI\\ubuntu\\shimx64.efi --label Ubuntu2
4.コマンドの実行結果
登録に成功すると、以下のようにUEFIブートマネージャーの状態が表示されます。5.登録後のUEFIブートマネージャーの状態
ブートローダー登録後のUEFIブートマネージャーの状態を見てみます。以下のようになっています。
ブートローダーは、「Boot0004」に登録されています。
また、「BootOrder」の1番目に「0004」が設定されています。
6.UEFIブートマネージャーの確認
PCを再起動してUEFIブートマネージャーを確認します。以下のように、「Ubuntu2」が登録されています。