エントリーの起動順を変更する
エントリーの起動順を変更します。コマンドのフォーマット
コマンドのフォーマットは、以下のようになります。- ロングオプションによるフォーマット
sudo efibootmgr --bootorder 'エントリー番号,エントリー番号,・・・'
- ショートオプションによるフォーマット
sudo efibootmgr -o 'エントリー番号,エントリー番号,・・・'
--bootorder 'エントリー番号,エントリー番号,・・・'
エントリーの起動順にエントリーの番号を「,」区切りで指定します。コマンドの実行例
コマンドの実行例です。1.現在の起動順の確認
現在の起動順を確認すると、以下のようになっています。「BootOrder」の内容から、起動順は以下のようになります。
- Boot0004* Ubuntu2
- Boot0003* ubuntu
- Boot0000* EFI DVD/CDROM
- Boot0001* EFI Hard Drive
- Boot0002* EFI Internal Shell
ここでは例として、以下のように起動順を変更します。
- Boot0003* ubuntu
- Boot0004* Ubuntu2
- Boot0000* EFI DVD/CDROM
- Boot0001* EFI Hard Drive
- Boot0002* EFI Internal Shell
2.コマンドの実行
以下のコマンドを実行してエントリーの起動順を変更します。
sudo efibootmgr --bootorder 3,4,0,1,2
3.コマンドの実行結果
以下のように起動順が変更されます。4.UEFIブートマネージャーの確認
PCを再起動してUEFIブートマネージャーを確認すると、以下のように指定した起動順通りになっています。重複したエントリーの起動順を削除する
重複したエントリーの起動順を削除します。コマンドのフォーマット
コマンドのフォーマットは、以下のようになります。- ロングオプションによるフォーマット
sudo efibootmgr --remove-dups
- ショートオプションによるフォーマット
sudo efibootmgr -D
コマンドの実行例
コマンドの実行例です。1.現在の起動順の確認
現在の起動順を確認すると、以下のようになっています。「BootOrder」を見ると、「0003」が重複して指定されています。
2.コマンドの実行
以下のコマンドを実行して重複したエントリーの起動順を削除します。
sudo efibootmgr --remove-dups
3.コマンドの実行結果
以下のように、重複している起動順が削除されます。エントリーの起動順を削除する
エントリーの起動順を削除します。注意
通常、エントリーの起動順を削除する必要はありません。エントリーの起動順を削除した場合、UEFIブートマネージャーがどのような動作をするかは、UEFIの実装によります。
コマンドのフォーマット
コマンドのフォーマットは、以下のようになります。- ロングオプションによるフォーマット
sudo efibootmgr --delete-bootorder
- ショートオプションによるフォーマット
sudo efibootmgr -O
コマンドの実行例
コマンドの実行例です。1.現在の起動順の確認
現在の起動順(BootOrder)を確認すると、以下のようになっています。2.コマンドの実行
以下のコマンドを実行してエントリーの起動順を削除します。
sudo efibootmgr --delete-bootorder
3.コマンドの実行結果
以下のように、起動順が削除されます。「No BootOrder is set; firmware will attempt recovery」と表示されています。