gnome-session-quit
「gnome-session-quit」コマンドは、ユーザーセッション(GNOMEセッション)からログアウトや再起動などを行うコマンドです。「セッションインジケーター」からログアウトや再起動を行えますが、これをコマンドで実行できます。
コマンドのフォーマット
コマンドのフォーマットは、以下のようになっています。
gnome-session-quit [--logout|--power-off|--reboot] [--force] [--no-prompt]
--logout
ログアウトします。このオプションはデフォルトのオプションです。
1.コマンドの実行
「端末」を起動し、以下のコマンドを実行します。
gnome-session-quit --logout
2.ログアウト確認画面の表示
以下のように、ログアウトの確認画面が表示されます。左から、以下のようにアイコンが並びます。
- ロック
- ログアウト
--power-off
PCをシャットダウンします。1.コマンドの実行
「端末」を起動し、以下のコマンドを実行します。
gnome-session-quit --power-off
2.シャットダウン確認画面の表示
以下のように、シャットダウン確認画面が表示されます。左から、以下のようにアイコンが並びます。
- ロック
- サスペンド
- 再起動
- シャットダウン
--reboot
PCを再起動します。1.コマンドの実行
「端末」を起動し、以下のコマンドを実行します。
gnome-session-quit --reboot
2.再起動確認画面の表示
以下のように、再起動確認画面が表示されます。左から、以下のようにアイコンが並びます。
- 再起動
- シャットダウン
--force
このオプションを指定すると、セッションの終了を妨害する動作を無視して、ログアウト等を行います。注意(2015/11/21)
Ubuntuでは、このオプションは正常に動作しませんでした。--no-prompt
確認画面を表示せず、セッションを終了します。このオプションは、「--logout」オプションと組み合わせて使用します。
1.コマンドの実行
「端末」を起動し、以下のコマンドを実行します。
gnome-session-quit --logout --no-prompt