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インストーラーがフリーズする不具合

UEFI環境において、パーティションが一つもないHDDにUbuntuをインストールしようとすると、インストーラーがフリーズする不具合が報告されています。


この問題はフレーバーでも同様に発生する現象ですので、注意してください。
Ubuntu 15.10の時にもあった不具合なのですが、未だに修正されていません。


以下のすべての条件を満たした時に、この現象が発生します。

  1. UEFIでUbuntuをインストールする
  2. HDDにパーティションが一つもない
  3. 自分でパーティションを作成してインストールする

1.UEFIでUbuntuをインストールする

UEFIでUbuntuをインストールする場合です。
BIOSでUbuntuをインストールする場合は関係ありません。

2.HDDにパーティションが一つもない

HDDにパーティションが一つもない場合です。


3.自分でパーティションを作成してインストールする

インストーラーの「インストールの種類」で「それ以外」を選択した場合です。


不具合の現象

インストーラーの「インストールの種類」で「それ以外」を選択すると、以下のように自分でパーティションの構成を指定できます。


この後「インストール」ボタンをクリックしてインストールを開始すると、以下の確認画面が表示されます。


あなたのコンピータのファームウェアは、UEFIモードでインストーラを開始しましたが、あなたのコンピュータには”BIOS 互換性モード”を利用するオペレーティングシステムがすでにインストールされているようです。
このままUEFIモードでDebianのインストールを続けると、BIOSモードのオペレーティングシステムを後になって再起動することが難しくなります。

UEFIモードでインストールすることを望んでおり、既存のシステムを起動できなくなってもかまわなければ、ここで「はい」を選びます。
BIOS互換モードを利用する既存のオペレーティングシステムを起動できる状態を保持したいなら、UEFIインストールをしないよう、ここで「いいえ」を選ぶべきです。

ここでボタンをクリックしても何も反応せず、これ以上インストールを続行できなくなります。

そもそもOSが入っていませんし、Debianでもないですし、どういう状況なのでしょうか。

不具合の回避策

不具合の回避策です。

上記で記述した現象が発生する条件を一つでも成立させなければ良いので、Ubuntuのインストーラーを起動する前に予めEFIシステムパーティションを作成してから、Ubuntuのインストールを開始すればこの問題を回避できます。

EFIシステムパーティション(以下ESP)の作成は、「GParted」で行います。

1.HDDの選択

ESPを作成するHDDを右上のボタンで選択します。


2.パーティションテーブルの作成

パーティションテーブルが存在しない場合や、パーティションテーブルがGPT形式で作成されていない場合は、パーティションテーブルを作成する必要があります。

「Device」メニューを開き「Create Partition Table」をクリックします。 


パーティションテーブルを作成すると、そのHDD内のすべてのデータが消えるため注意してください。

3.パーティションテーブル形式の選択

以下の画面が表示されるので、「gpt」を選択し「Apply」ボタンをクリックします。


4.パーティションテーブルの作成完了

パーティションテーブルが作成されます。


5.ESPの作成

パーティション作成ボタンをクリックします。


6.作成するパーティションの設定

以下の画面が表示されるので、作成するパーティションの設定を行います。


設定のポイントのみピックアップします。
それ以外の設定項目は、デフォルトのままで良いです。

New size

作成するパーティションのサイズを指定します。
推奨サイズは、200MiBです。

Partition name

パーティションの名称を入力します。
ここでは「ESP」と入力しています。

File system

ファイルシステムの形式を選択します。
ここでは「fat32」を選択します。

Label

ファイルシステムのラベルを入力します。
ここでは「ESP」と入力しています。

設定を行ったら、「Add」ボタンをクリックします。

7.ESPの作成完了

以下のように、ESPが作成されます。


8.操作の適用

適用ボタンをクリックします。


9.操作の適用確認

以下の確認画面が表示されるので、「Apply」ボタンをクリックします。


10.操作の適用完了

以下のように適用が完了したら、「Close」ボタンをクリックします。


11.フラグを設定するパーティションの選択

次に、パーティションにESPフラグを設定するため、ESPを選択します。


12.フラグ設定画面の表示

「Partition」メニューを開き、「Manage Flags」をクリックします。


13.フラグの選択

以下の画面が表示されるので、「boot」と「esp」にチェックを入れ「Close」ボタンをクリックします。


14.フラグの設定完了

以下のように、パーティションにフラグが設定されます。


以上で完了です。
忘れずに「Gparted」を終了してください。


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