Linux Mint月刊ニュース
Linux Mint月刊ニュースの紹介です。Linux Mint 18 KDE Edition
今後リリースを控えている「Linux Mint 18 KDE Edition」の内容です。SDDM
他のエディションと異なり、ディスプレイマネージャーに「SDDM」を採用します。アイコンテーマの削除とスプラッシュスクリーン
今まで採用されていた「blue Linux Mint」が削除され、「green Linux Mint」が採用されます。また起動時のスプラッシュスクリーンは、他のエディションに合わせたスプラッシュスクリーンになります。
Linux Mint 17のLinux Kernel
「Linux Mint 17」で利用可能な以下のバージョンの「Linux Kernel」は、サポート期間が終了しました。- Linux Kernel 3.16
- Linux Kernel 3.19
- Linux Kernel 4.2
今後上記の「Linux Kernel」にアップデートは提供されません。
サポートが継続されるLinux Kernel
「Linux Mint 17」のサポート期限である2019年まで「Linux Mint 17」を利用する場合は、以下のいずれかの「Linux Kernel」をインストールしてください。- Linux Kernel 3.13
- Linux Kernel 4.4
上記のいずれかのバージョンなら、「Linux Mint 17」のサポート期限までサポートが継続されます。
どちらのバージョンを選択しても良いですが、現在利用しているハードウェアが動作する方を選びましょう。
Linux Kernelのバージョンを変更するには
「Linux Kernel」のバージョンを変更するには、「アップデートマネージャー」を起動し、 「表示」メニューから「Linuxカーネル」をクリックしてください。以下のように「Linuxカーネル」一覧が表示されるので、サポートされているバージョンのいずれかの「Linux Kernel」をインストールしてください。
「Linux Kernel」をインストールしたら、PCを再起動してください。
Linux Kernelのバージョンを確認するには
「Linux Kernel」のバージョンを確認するには、「端末」を起動し、以下のコマンドを実行します。
uname -r
以下のように、「Linux Kernel」のバージョンが表示されます。
上記の場合、「Linux Kernel 4.4」がインストールされています。
Linux Mint 17のXスタックとMesa
「Linux Mint 17」のサポート期限である2019年までサポートされる「Xスタック」と「Mesa」のバージョンは、以下のとおりです。Xorg | Mesa | Linux Mint | 備考 |
---|---|---|---|
Xorg 1.15 | Mesa 10.1.3 | Linux Mint 17 Linux Mint 17.1 Linux Mint 17.2 |
アップストリームによるサポート |
Xorg 1.17 | Mesa 10.5.9 | Linux Mint 17.3 | Linux Mintによるサポート |
「Linux Kernel」と異なり、特にこちらは何もしなくても良いです。
Xorgのバージョンを確認するには
「Xorg」のバージョンを確認するには、「端末」を起動し、以下のコマンドを実行します。
Xorg -version
最初の行にバージョンが表示されます。
上記の例では、「X.Org X Server 1.15.1」がXorgのバージョンになります。
「Mesa」のバージョンは、「libgl1-mesa-glx」パッケージのバージョンを見ると良いです。
Cinnamon 3.2
今後リリースされる「Cinnamon 3.2」の変更点です。通知時に音が鳴らせるようになった
通知メッセージ表示時に、音を鳴らせるようになります。通知メッセージ表示時に音を鳴らすかどうかは、設定により変更可能です。
スクリーンセーバーの作り直し
Cinnamonスクリーンセーバーが1から作り直されました。作り直す過程で行われた不具合の修正も合わせ、今までより軽量に動作し、より簡単に扱えるようになりました。
そのためユーザーはスクリーンセーバー起動時に、今までより高速に動作し、そしてスムーズなアニメーション動作に気づくでしょう。
スクリーンセーバーの背景も固定ではなく、「Cinnamon」でスライドショーを利用しているなら、スクリーンセーバーの背景もそれに合わせ変化するようになります。