PowerShell v6.0.0-alpha.10リリース
2016年9月16日に「PowerShell v6.0.0-alpha.10」がリリースされました。リリースノートと変更点
リリースノートと変更点は、以下を参照してください。- エスケープされたダブルクォーテーションの処理に関する問題を修正
- Dockerfilesの追加
- ~/.config/PowerShellの大文字・小文字に関する問題を修正
- Windows7でクラッシュする問題の修正
- Windowsクライアント上でリモートデバッギング時に発生する問題の修正
- リダイレクトされた標準入力で、複数行の入力に関する問題を修正
- PowerShellインストール時、PowerShellを/etc/shellsに追加
- Install-Moduleのバージョンの比較に関する問題を修正
- スペルミスの修正
Linux向けの修正が含まれていますね。
PowerShellのインストールとアップデート
「PowerShell」のインストールとアップデート方法です。「PowerShell」のインストールとアップデート方法は同じです。
すでに以前のバージョンの「PowerShell」をインストールしている場合、インストールと同じ方法で「PowerShell v6.0.0-alpha.10」にアップデートできます。
1.パッケージのダウンロード
以下からパッケージをダウンロードします。「Ubuntu 16.04 64bit版」を利用しているなら、「powershell_6.0.0-alpha.10-1ubuntu1.16.04.1_amd64.deb」をダウンロードしてください。
2.PowerShellのインストール
以下を参考にして、「PowerShell」をインストールします。以上で完了です。
ログインシェルにPowerShellを指定可能に
ログインシェルに「PowerShell」を指定できるようになりました。注意
「PowerShell」はまだα版ですし、ログインシェルの変更による副作用があるかもしれません。よく分からない場合、むやみに変更するのは避けましょう。
シェルの選択肢
上記変更点でも紹介したように、「/etc/shells」ファイルに「PowerShell」の記述が追加されています。これにより、ログインシェルの選択肢に「PowerShell」が追加されます。
ログインシェルをPowerShellに変更してみた
試しにログインシェルを「PowerShell」に変更してみました。「Ubuntu」へのログインは、特に問題ありませんでした。
端末のシェルがPowerShellに
「端末(gnome-terminal)」を起動するといつもなら「Bash」が起動しますが、「PowerShell」が起動するようになります。「PowerShell」から「Bash」を起動することも可能です。