ノートブックバー
現在開発中の「LibreOffice 5.3」では、ツールバーのレイアウトを変更できるようになり、タブ化されたツールバーが利用できるようになります。リボンUIは「Microsoft Office 2007」で採用されたユーザーインターフェースですが、「LibreOffice」でも似たようなインターフェースを利用できるようになります。
「LibreOffice」ではこのツールバーレイアウトを「ノートブックバー」と表現しています。
従来のツールバーも利用可能
特に「Ubuntu」で普段「LibreOffice」を利用しているユーザーにとって、「ノートブックバー」はあまり馴染みがないユーザーインターフェースかもしれません。「ノートブックバー」はあくまでオプションであり、ユーザーはツールバーのレイアウトを選択することができます。
また「ノートブックバー」は現在、実験的な機能として提供されています。
ノートブックバーに切り替えてみる
ノートブックバーに切り替えてみます。1.実験的な機能を有効にする
「ツール」メニューを開き「オプション」をクリックします。以下の画面が表示されるので、左側の設定項目一覧から「詳細」を選択し、「実験的な機能を有効にする」のチェックをオンにします。
「OK」ボタンをクリックしてこの画面を閉じます。
2.ツールバーレイアウトの変更
「表示」メニューを開き、「Toolbar Layout」から「Notebookbar」をクリックします。3.レイアウト変更完了
以下のように、ツールバーがタブ化されます。3つのスタイル
「ノートブックバー」には3つのスタイルがあり、ユーザーはスタイルを切り替えることができます。スタイルを切り替えるには、「表示」メニューの「Notebookbar」を選択し、サブメニューからスタイルの切り替えを行います。
1.Contextual groups
グループごとにフラットなツールバーが表示されます。2.Contextual singles
最もシンプルなツールバーです。3.Tabbed
上記で紹介したタブ化されたツールバーです。状況に合わせてツールバーが変化する
ツールバーは状況に合わせて変化します。例えば文中の表を選択(アクティブ)にすれば、以下のように自動的に「Table」タブが選択されます。