WebKitGTK+の脆弱性
2017年2月6日に、任意コード実行やクラッシュなど複数の脆弱性に対応した「WebKitGTK+」がリリースされています。「WebKitGTK+(webkit2gtk)」は、GTK+向けWebコンテンツレンダリングライブラリーです。
「Epiphany」などWebコンテンツを表示する機能を持つGTK+アプリでよく利用されるライブラリーです。
Webブラウザーセキュリティーに関する様々な脆弱性があり、ユーザーが細工されたWebサイトを表示すると、この脆弱性の影響を受けます。
Ubuntu Security Notice
Ubuntu Security Notice |
CVE | 影響を受ける バージョン |
備考 |
---|---|---|---|
USN-3191-1 | CVE-2016-7586 CVE-2016-7589 CVE-2016-7592 CVE-2016-7599 CVE-2016-7623 CVE-2016-7632 CVE-2016-7635 CVE-2016-7639 CVE-2016-7641 CVE-2016-7645 CVE-2016-7652 CVE-2016-7654 CVE-2016-7656 |
Ubuntu 16.10 Ubuntu 16.04 LTS |
・XSS攻撃 ・クラッシュ ・任意コードの実行 |
Ubuntu Security Notice一覧
サポートが終了したUbuntuの利用は危険
サポートが終了したUbuntuにセキュリティーアップデートは提供されません。サポートが終了したUbuntuは利用しないように注意してください。
すぐにアップデートを
すでにこれらの問題に対応した「WebKitGTK+」がリリースされています。「アップデートマネージャー」や「ソフトウェアの更新」を起動して、「WebKitGTK+」のアップデートを行ってください。
忘れずにソフトウェアの再起動を
アップデートが完了したら、忘れずに「WebKitGTK+」を利用しているソフトウェアを再起動しましょう。アップデートしただけではアップデートが反映されないため、注意してください。
よく分からなければ、ログインし直すかPCを再起動してください。