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Ubuntu Desktop週刊ニュースレター(2017/5/19)

「Ubuntu Desktop」の週一ミーティングの要約と、「Ubuntu Desktop」ユーザー及び開発者の多くが関心を持つであろう情報が紹介されています。



いくつかピックアップします。

GNOMEデスクトップ環境をmainへ

「GNOME」デスクトップ環境をデフォルトのデスクトップ環境としてユーザーに提供するため、「GNOME」デスクトップ環境に関連するパッケージを「main」コンポーネントに配置する必要があります。

「main」及び「restricted」に配置されたパッケージは公式にメンテナンスやサポートが行われ、セキュリティーアップデートが「Canonical」により提供されます。
また「Canonical」の標準的なサポートサービスは、これらのパッケージが対象となります。


「main」に「GNOME」デスクトップ環境を配置しないと、「Ubuntu Desktop」のサポート期間中であっても、十分なサポートが行われなくなってしまいます。

さて現在「GNOME」デスクトップ環境に関連するパッケージは「universe」に配置されており、これらのパッケージを「main」に移動する作業が行われています。

この一連の作業は「MIR」という手続きに沿って作業が行われます。
うまくいけば来週(今週)シードがアップデートされ、「Ubuntu 17.10」に向けてGNOMEを搭載するための最初のマイルストーンになる予定です。

Ambiance及びRadianceテーマの修正

「Ubuntu」のデフォルトのテーマである「Ambiance」及び「Radiance」テーマを「GNOME Shell」上で利用できるように修正が行われています。


GNOME Shellの不具合精査

重要な問題や課題に焦点をあてるため、Launchpadに報告されている400を超える「GNOME Shell」の不具合を精査し、不具合に対して優先付けが行われました。

GNOME Softwareからaptdaemonプラグインの削除

「GNOME Software」から「Ubuntu」のカスタム「aptdaemon」プラグインを削除する作業が行われています。

これはアップストリームが「PackageKit」を利用するソリューションを提供しており、これに合わせるためです。

またそうすることで、より多くのコードを他のディストリビューションと共有することもできます。

ライブパッチサービスをもっと簡単に利用できるように

ライブパッチは、Ubuntuマシンを再起動することなく重要なLinux Kernelのセキュリティーアップデートを適用する仕組みです。

Ubuntuユーザーなら無料アカウントでサインインし、ライブパッチサービスを利用することができます。

ライブパッチサービスに関しては、以下を参照してください。


LTS版「Ubuntu Desktop」でユーザーがこのサービスを簡単にセットアップ及び設定できるよう、サービスの統合作業が行われています。

テクニカルなユーザーでなくても、簡単にライブパッチサービスが利用できるようになるでしょう。

具体的には、ユーザーに利用可能なライブパッチを通知し、サービスを利用するためのAPIキーの取得をシステム側で行い、そしてサービスのセットアップを行います。

この機能の実現に向け、ライブパッチサービスが提供するAPIの調査が開始されました。
また利用可能なライブパッチの通知を「ソフトウェアの更新」で行えるようにするため、ライブパッチの利用に必要なオプションの追加作業も行われています。

Snap

SnapパッケージのGNOMEアプリケーションは年々増加傾向にあります。
ユーザーが違和感なくデスクトップ環境に完全に統合された状態でアプリを利用できるようにするには、まだ必要な作業がいくつか残っています。

その作業の1つは、サンドボックスの外にあるリソースにアプリがアクセスできるよう、Gtk PortalにSnapのサポートを追加することです。
現在この作業が行われています。


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