Ubuntu 14.04でもライブパッチサービスが利用可能に
「Ubuntu 14.04」でも「Canonical」が提供するライブパッチサービスが利用可能になりました。ライブパッチサービスとは
ライブパッチとは、再起動することなく現在動作している「Linux Kernel」にパッチを適用する仕組みです。脆弱性に対応したパッチを「Linux Kernel」に適用することで、再起動しなくてもその脆弱性に対処することができます。
ライブパッチサービスとは、「Linux Kernel」のパッチを提供するサービスのことです。
現在「Canonical」は、「Ubuntu」ユーザー向けにライブパッチサービスを展開しています。
詳細は、以下を参考にしてください。
Ubuntu 14.04でも利用可能に
今までライブパッチサービスを受けられる「Ubuntu」のバージョンは、「Ubuntu 16.04」だけでした。しかし今後ライブパッチサービスは、「Ubuntu 14.04」向けにも提供されることになります。
ただしこのサービスが受けられる「Ubuntu 14.04」のアーキテクチャーは、64bit版(x86_64)の「Ubuntu 14.04」となります。
また対象となる「Linux Kernel」のバージョンは、「Linux Kernel 4.4」のみとなります。
この点は、「Ubuntu 16.04」も同様ですね。
Ubuntu 14.04 + Linux Kernel 4.4
LTS版の「Ubuntu」では、それ以降にリリースされたXサーバー等が含まれるXスタックや、「Linux Kernel」をインストールすることができます。この仕組みや取り組みを、「LTS Enablement Stacks」と言います。
基本的な説明は、以下を参照してください。
さて「Linux Kernel 4.4」は、「Ubuntu 16.04」で採用された「Linux Kernel」です。
「Ubuntu 14.04.5」を新規にインストールした環境や、手動で「Ubuntu 16.04」の「Linux Kernel」をインストールした環境では、「Ubuntu 14.04」の「Linux Kernel」のバージョンが「Linux Kernel 4.4」になります。
この「Linux Kernel 4.4」でライブパッチサービスを利用することができます。
ライブパッチサービスを利用するには
「Ubuntu 14.04」でライブパッチサービスを利用する方法です。1.snapdのインストール
以下を参考にして、「snapd」をインストールします。「snapd」をインストールしたら、PCを再起動してください。
2.ライブパッチサービスの有効化
以下を参考にして、ライブパッチサービスを有効にします。上記は無料でライブパッチサービスを利用する例ですが、有料でも同様の手順でサービスを利用できます。