Ubuntu Desktop週刊ニュースレター(2017/6/30)
「Ubuntu Desktop」の週一ミーティングの要約と、「Ubuntu Desktop」ユーザー及び開発者の多くが関心を持つであろう情報が紹介されています。先週のUbuntu Desktop週刊ニュースレターは、以下を参照してください。
いくつか内容をピックアップします。
Ubuntuセッションの再調整
「GNOME」ベースの「Ubuntuセッション(ubuntu-session)」が再調整され、「Waylandセッション」と共に「Ubuntu 17.10」のデフォルトのセッションとして、インストールされることになります。オリジナルの「GNOMEセッション」は、デフォルトでインストールされなくなります。
ただしリポジトリーには配置されたままになり、「Unity7セッション」と共に利用可能です。
ソフトウェアの更新にライブパッチの情報や状況を表示
引き続き、ライブパッチサービスをデスクトップに統合する作業が行われています。「ソフトウェアの更新(update-manager)」に現在のライブパッチの状況や、どのライブパッチが利用可能なのか、あるいはすでに適用されているのか、情報を表示するための作業が行われています。
またライブパッチデーモンを通じてCVEの情報を取得するAPIのプロトタイプが作成されました。
SnapとGNOMEソフトウェアの改善
Snappyチームと、Ubuntu MATE、GNOME Software、KDE、Elementary、Fedora、 及びAppStreamプロジェクトの各代表と、Snapの改善について議論が行われました。デスクトップでSnapを利用しているユーザーに向けた多くの改善案が得られました。
詳細は来週公開される予定です。
またこれを受けて「GNOMEソフトウェア」にクラシックSnapのサポートや、ユーザーにとって分かりやすいSnap名の表示、ストアから正しいライセンス情報の取得作業が行われています。
Snap版GNOMEプラットフォームの改善
新しいSnap版GNOMEプラットフォームを活用できるようにするため、デスクトップランチャーヘルパーの改良作業が行われていましたが、この改良作業が完了しました。開発者がGTK+アプリを3.24上でビルドしているなら、GNOMEプラットフォームを(gnome-3-24)を利用することで、Snapパッケージのサイズを大きく削減することができます。