kledgeb Ubuntuの使い方や日本語化、アプリの使い方を紹介しています。

ubuntu-restrictedでインストールされるコーデックやフォントの見直し提案

「ubuntu-restricted-*」パッケージでインストールされるコーデックやフォントの見直しが提案されています。



具体的には、以下の2種類のパッケージのことです。

  • ubuntu-restricted-addons
  • ubuntu-restricted-extras

いずれのパッケージも、ライセンスにより配布や利用に制限がかかるが、広くユーザーに利用されているソフトウェア(パッケージ)をまとめてインストールするパッケージです。

上記のパッケージ自身には、コーデックやフォントは含まれていません。

実際にコーデックやフォントが含まれるパッケージは別のパッケージであり、上記のパッケージはそれらのパッケージを依存関係に指定することで、よく利用されるコーデックやフォントを簡単にインストールできるようにしています。

インストールされるコーデックには、動画や音声の再生で利用されるマルチメディアコーデックや、アーカイブの展開に使われる一部のコーデックが含まれています。
また、Flashプラグインのインストーラーもここに含まれています。

補足

提案の中には削除提案が含まれています。

本提案は上記のパッケージによってインストールされるコーデックやフォントを見直すことであり、削除の結果、コーデックやフォントそのものが「Ubuntu」で利用できなくなるということではありません。

実際にコーデックやフォントが含まれるパッケージそのものを削除するということではないため、ユーザーは必要なら別途後からインストールを行えば良いです。

つまりデフォルトの内容を変えよう、整理しよう、ということです。

ubuntu-restricted-addons

「ubuntu-restricted-addons」パッケージは、インストーラーで「サードパーティーのソフトウェアをインストールする」をチェックして「Ubuntu」をインストールすると、インストールされるパッケージです。


「ubuntu-restricted-addons」パッケージをインストールすれば、多くのマルチメディアコーデックが利用可能になります。

このパッケージでは、本パッケージによってインストールされる以下のパッケージの見直しが提案されています。

Flashプラグインのインストーラー(flashplugin-installer)

Flashプラグインのインストーラーは、削除が提案されています。
これは2020年にFlashプラグインが廃止されるためです。


また以下の理由も付け加えられています。

  • Mac OSは2010年にデフォルトでFlashの同梱を止めたようだ
  • Mozilla(Firefox)及びすべてのブラウザーベンダーは、2018年後半にFlashプラグインを有効にするには何かしらユーザーにアクションを求めるなど、利用停止に向けた措置を講ずる予定である

削除に向けFlashプラグインのインストールに何か仕掛けを施し、本当にFlashプラグインを必要としているUbuntuのユーザー数を把握できるようにして見てはどうか、と提案しています。

これに対し「Ubuntu 18.04」のサポート期間がFlashプラグインのサポート期間より長いため、「Ubuntu 18.04」で削除してはどうかと案が寄せられています。

gstreamer1.0-fluendo-mp3

FedoraのようにMP3をサポートできるなら削除できますが、ライセンス上の課題について法務部との相談では明確な回答が得られておらず、「Ubuntu 17.10」では現状のまま残し、「Ubuntu 18.04」で削除できればいいな、とのことです。

gstreamer1.0-plugins-bad

「gstreamer1.0-plugins-bad」は、削除が提案されています。
「gstreamer1.0-plugins-bad」は、品質の基準を満たさないコーデックがインストールされます。

つまりレビューやメンテナンスが十分に行われていないためセキュリティーリスクを抱えており、攻撃のターゲットになりやすいソフトウェアです。

また「libav」や「gstreamer1.0-plugins-ugly」が提供するコーデックにより、ほとんどのユーザーが利用するコーデックをカバーできています。

そのため、削除提案が行われています。

ubuntu-restricted-extras

「ubuntu-restricted-extras」パッケージは「ubuntu-restricted-addons」に加え、フォントや追加コーデックをインストールするパッケージです。

このパッケージでは、本パッケージによってインストールされる以下のパッケージの見直しが提案されています。

unrar

「unrar」は、削除が提案されています。
「unrar」が最も利用される場面は、電子コミック(CBR)です。

しかし最近ドキュメントビューワーの「Evince」がCBRをサポートしたため、「unrar」の必要性が低くなりました。


libavcodec-extra

「libavcodec-extra」は、削除もしくは「ubuntu-restricted-addons」への移動が提案されています。

ttf-mscorefonts-installer

「ttf-mscorefonts-installer」は、「ubuntu-restricted-addons」への移動が提案されています。
「ttf-mscorefonts-installer」は、MicrosoftのTrueTypeコアフォントをインストールするパッケージです。

これがないとWindows(Microsoft Office)とUbuntu(LibreOffice)間でドキュメントがユーザーの意図から外れた体裁になってしまい、結果ユーザーがLibreOfficeを好まず、 Microsoft Officeで作業する主な原因になってしまうためです。

VA-APIのドライバーやプラグインも入れて欲しい

「Video Acceleration API(VA-API)」のドライバーやプラグイン、ライブラリーも入れて欲しいという要望も出されています。

具体的には、以下のパッケージが挙げられています。

  • va-driver-all 
  • gstreamer1.0-vaapi

「VA-API」は、ハードウェアアクセラレーションによる動画再生を行うのに必要なAPI群です。(エンコードでも利用可)

「Ubuntu 17.10」では、デフォルトでハードウェアアクセラレーションによる動画再生を行えるようにするため、作業が行われています。

ユーザーが簡単にハードウェアアクセラレーションを利用できるようにするため、「VA-API」を実装したドライバーやライブラリーを入れて欲しいとのことです。


関連コンテンツ
同一カテゴリーの記事
コメント
オプション