VirtualBox 5.2.0をインストールするには
「VirtualBox 5.2.0」を「Ubuntu」にインストールする方法です。メジャーアップデート
今回のリリースはバージョン番号からも分かる通り、メジャーアップデートとなります。メジャーアップデートでは不具合の修正だけでなく、新機能の追加も積極的に行われます。
新機能や変更点は、以下を参考にしてください。
VirtualBox 5.1.xからアップグレード可能
すでに「VirtualBox 5.1.x」を利用しているユーザーは、既存の仮想マシンを引き継いで「VirtualBox 5.2.0」へアップグレードすることができます。「VirtualBox 5.1」と「VirtualBox 5.2」は共存できないため、「VirtualBox 5.2」をインストールすると「VirtualBox 5.1」は削除されます。
1.VirtualBox 5.2.0のインストール
ここでは例として「Ubuntu 17.04」に「VirtualBox 5.2.0」をインストールします。注意
2017年10月25日現在、「Ubuntu 17.10」向けのリポジトリーは提供されていません。1.リポジトリーの追加
「端末」を起動し、以下のコマンドを実行してリポジトリーを追加します。
sudo add-apt-repository "deb http://download.virtualbox.org/virtualbox/debian zesty contrib"
注意
コマンド内の「zesty」の箇所は、現在利用している「Ubuntu」のバージョンに対応した「開発コード(略名)」を指定します。「Ubuntu 17.04」の「開発コード(略名)」は「zesty」になります。
もし「Ubuntu 17.04」以外のバージョンを利用している場合は、「zesty」をそのバージョンの「開発コード(略名)」で置き換えてください。
また「開発コード(略名)」の入力は、必ず全て小文字で入力してください。
2.リポジトリーの鍵の追加
以下のコマンド1行ずつを実行し、リポジトリーの鍵を追加します。
wget -q https://www.virtualbox.org/download/oracle_vbox_2016.asc -O- | sudo apt-key add -
wget -q https://www.virtualbox.org/download/oracle_vbox.asc -O- | sudo apt-key add -
wget -q https://www.virtualbox.org/download/oracle_vbox.asc -O- | sudo apt-key add -
3.パッケージインデックスファイルの更新
以下のコマンドを実行し、パッケージインデックスファイルを更新します。
sudo apt update
4.VirtualBoxのインストール
以下のコマンドを実行し、「VirtualBox 5.2.0」をインストールします。
sudo apt install virtualbox-5.2 dkms
「続行しますか?」と表示されたら、「エンター」キーを押してください。
「VirtualBox 5.2.0」がインストールされます。
次回以降「ソフトウェアの更新」から「VirtualBox」をアップデートできるようになります。
5.ViratulBoxの起動
「VirtualBox」を起動するには、Dashホームを開いて以下のように「VirtualBox」を検索します。「Oracle VM VirtualBox」アイコンをクリックすれば、「VirtualBox」が起動します。
2.VirtualBox拡張パックのインストール
拡張パックは「VirtualBox」でUSB 2.0/3.0デバイスやVirtualBox RDPのサポートなど「VirtualBox」の機能を拡張するソフトウェアです。1.VirtualBox拡張パックのダウンロード
ブラウザーで「Download VirtualBox」を開き、「VirtualBox 5.2.0 Oracle VM VirtualBox Extension Pack All supported platforms」からVirtualBox拡張パックをダウンロードします。2.VirtualBox拡張パックのインストール
ダウンロードしたVirtualBox拡張パックをダブルクリックします。3.インストール開始
以下の確認画面が表示されたら、「インストール」ボタンをクリックしてインストールを開始します。後は画面の案内に従って操作してください。
またパスワードの入力が表示されたら、現在ログインしているユーザーのパスワードを入力してください。
4.インストール完了
インストールが完了すれば、以下の画面が表示されます。以上で「VirtualBox」のインストールは完了です。
Guest Additionsをインストールする
「Ubuntu」に「Guest Additions」をインストールする方法です。この作業は、ゲストOS内で作業します。
1.事前準備
まず「Guest Additions」のビルドに必要なパッケージをインストールします。「端末」を起動し、以下のコマンドを実行します。
sudo apt install linux-headers-generic build-essential
2.Guest Additions CDのマウント
「デバイス」メニューを開き、「Guest Additions CD」イメージの挿入をクリックします。3.Guest Additionsのインストール
以下の画面が表示されたら、「実行する」ボタンをクリックします。「端末」が起動するのでパスワードを入力し処理を続行してください。
手動でインストールする場合
「Guest Additions」を手動でインストールする場合は、「VBoxLinuxAdditions.run」ファイルを「端末」から実行します。「VBoxLinuxAdditions.run」は「root」で実行する必要があるので、「sudo」を付けて実行してください。
「sudo 」(空白スペースを忘れずに)と入力し、ファイルマネージャーから「VBoxLinuxAdditions.run」ファイルをドラッグ&ドロップすると楽です。