Ubuntu Desktop週刊ニュースレター
「Ubuntu Desktop」ユーザー及び開発者の多くが関心を持つであろう情報が紹介されています。2017年のUbuntu Desktop週刊ニュースレターは、今回で最後になります。
次のUbuntu Desktop週刊ニュースレターは、2018年に投稿される予定です。
fonts-noto-color-emojiの不具合修正
ハンバーガーやチーズなど一部の絵文字に関する不具合が修正されました。GTK+2の削除
ディスクイメージから「GTK+2」を削除する作業が行われています。「GTK+2」の削除と言っても「GTK+2」が無くなるということではなく、「GTK+2」の「universe」への移行及びディスクイメージから「GTK+2」を取り除く作業のことを指しています。
現在「Ubuntu 18.04」のディスクイメージでは、以下のパッケージが「GTK+2」に依存しています。
- Firefox
- Thunderbird
- libgtk2-perl(debconf)
ただし「Firefox 58(現在β版)」では、「GTK+2」への依存が無くなりました。
シャドウオフセットの不具合修正
画面を2倍を超える拡大率で拡大した場合、ウィンドウの影の描画位置がおかしくなる不具合が修正されました。spice-vdagentのMIR
「spice-vdagent」の「MIR」の手続きが行われています。つまり「main」へ移動するための作業ですね。
「spice-vdagent」は「GNOME Boxes」のゲストシステムに便利な機能をもたらします。
例えばホストとゲスト間でコピー&ペーストを可能にしたり、任意の画面解像度のサポートを提供します。
Firefoxの自動テスト
「Chromium」向けのSelenium autopackageテストが「Firefox」向けに移植されました。これにより今までよりもより広い範囲で「Firefox」の自動テストを行えるようになりました。
Avahiの改良
「Avahi」はZeroconfを実装したソフトウェアであり、ローカルホスト含む様々なネットワーク上のサービスを自動的に検出し、それらのサービスを簡単に利用できるようにするためのソフトウェアです。ローカルホスト上のサービスを公開するためのパッチが導入され、「Ubuntu 18.04」ではUSB含む完全なドライバーレス印刷が提供される予定です。
Unityの不具合のテストに協力を
以前紹介した27件の不具合を修正した「Unity」をリリースするため、テストの協力が呼び掛けられています。詳細は以下を参照してください。