アップグレード時、Synapticドライバーを削除
「Ubuntu 18.04」へのアップグレード時、ユーザーの環境に「Synapticドライバー(xserver-xorg-input-synaptics)」がインストールされている場合、「Synapticドライバー」を削除してアップグレードが行われる予定です。「Synapticドライバー」はタッチパッドで使われるドライバーですが、現在は「libinput/xserver-xorg-input-libinput」が利用されています。
「libinput」はタッチパッドを含むマウスやキーボードといった入力デバイスを扱うライブラリーであり、「Synapticドライバー」を置き換えます。
タッチパッドの設定が動作しない
現在「GNOME」では「Synapticドライバー」がインストールされていると、タッチパッドの設定が正常に動作しません。「Synapticドライバー」がインストールされている「Ubuntu 16.04」から「Ubuntu 18.04」へアップグレードするユーザーがこの問題の影響を受けます。
そこでアップグレード時に「Synapticドライバー」を削除することで、この問題を回避します。
Unityも対応が望ましい
ところで「Unity」で使われる「システム設定(unity-control-center)」は、「Synapticドライバー」を利用しています。「Ubuntu 18.04」では、「xserver-xorg-input-synaptics」と「xserver-xorg-input-libinput」を同時にインストールできますが、「Unity」でも「xserver-xorg-input-libinput」への移行が推奨されます。
ただし現在具体的な計画はありません。