UbuntuのライブDVDを作成するには
「Ubuntu」のライブDVDを作成する方法です。
ライブDVDとは
ライブDVDは、「Ubuntu」そのものが収められたDVDディスクです。ライブDVDは起動ディスクとして利用でき、ライブDVDから「Ubuntu」を起動することができます。
ライブDVDの主な利用用途は、以下の3つです。
- Ubuntuを試用する
- UbuntuをPCにインストールする
- トラブルシューティングに利用する
ライブDVDから起動した「Ubuntu」は、「Ubuntu」そのものが起動している状態なので、「Firefox」や「LibreOffice」など様々なアプリケーションを利用できます。
PCにインストールした「Ubuntu」とほとんど変わらない環境を提供します。
ちなみにライブDVDは、「Ubuntu」のディスクイメージから作成します。
フレーバーでも同様にライブDVDを作成できます。
あくまで一時的な環境
ライブDVDから起動した「Ubuntu」はあくまで一時的な環境であり、アプリのインストールなど「Ubuntu」に対する様々な操作は、PCをシャットダウンすると全て元の状態に戻ります。この点はPCにインストールした「Ubuntu」と異なります。
またPCや既存のOS、システムに一切影響を与えません。
そのためネットワークやハードウェアの動作確認など「Ubuntu」を気軽に試すことができます。
ただし既存のHDD/SDDなど既存のストレージのパーティション操作やファイル操作は元に戻ることはありません。
あくまでライブDVDから起動した「Ubuntu」に対する操作が元に戻るだけであり、ストレージのフォーマットなど既存のシステムに対する操作は元に戻らないため、慎重に行ってください。
BraseroでライブDVDを作成するには
「Brasero」でライブDVDを作成する方法です。1.DVDメディアの準備
事前に空のDVDメディアを1枚用意し、DVDドライブに挿入しておきます。2.ディスクイメージのダウンロード
「Ubuntu」のディスクイメージをダウンロードしておきます。
ディスクイメージをダウンロードは、以下を参照してください。
フレーバーのライブDVDを作成する場合は、フレーバーのディスクイメージをダウンロードしてください。
3.Braseroのインストール
DVD作成アプリの「Brasero」をインストールします。「ソフトウェア」を起動し、「Brasero」で検索します。
もしくは以下のボタンをクリックし、表示される画面の案内に従い「Brasero」をインストールします。
すでにインストール済みの場合は、この手順を飛ばしてください。
4.Braseroの起動
以下のように「Brasero」を検索し、「Brasero」を起動します。
5.イメージの書き込み画面の表示
以下の画面が表示されるので、「イメージの書き込み」ボタンをクリックします。
6.ディスクイメージの選択
以下の画面が表示されるので、「書き込むディスクイメージの選択」ボタンをクリックし、「2.」でダウンロードしたディスクイメージを選択します。
7.DVDドライブの選択
空のDVDメディアを挿入したDVDドライブを「書き込み先のディスクの選択」から選択します。
8.ライブDVDの作成開始
必要に応じて「プロパティ」ボタンをクリックし、書き込みに関する設定を行います。「書き込む」ボタンをクリックし、ライブDVDの作成を開始します。
9.ライブDVDの作成
ライブDVDの作成が行われます。
処理が完了するまで待ちましょう。
10.ライブDVDの作成完了
以下のようにライブDVDの作成が完了します。
