Fcitx + Mozcをインストールするには
「Unity 7」ではデフォルトの日本語入力に「Fcitx」及び「Mozc」が採用されていました。一方「Ubuntu 17.10」以降デスクトップ環境が「GNOME」に移行して以来、「Ubuntu」のデフォルトの日本語入力は「ibus」及び「Mozc」に変更されました。
従来の日本語入力環境に馴染みあるユーザーも多いかと思います。
「Unity 7」を利用するユーザー向けに「Fcitx」及び「Mozc」をインストールする方法を紹介します。
1.fcitx-mozcのインストール
まず「fcitx-mozc」をインストールします。1-1.端末の起動
デスクトップ画面左上の「Ubuntuアイコン」をクリックし、以下のように「端末」を検索します。「端末」が見つかるので、「端末」をクリックし「端末」を起動します。
1-2.コマンドの実行
「端末」に以下のコマンドを入力し、「エンター」キーを押します。
sudo apt install fcitx-mozc
コマンドを端末に貼り付けるには
コピーしたコマンドを「端末」に貼り付けるには、「端末」上で「Shift + Ctrl + V」キーを押します。パスワードの入力が促されたら
以下のようにパスワードの入力が促されるので、自分のパスワードを入力して「エンター」キーを押します。
[sudo] ユーザー名のパスワード:
パスワードを入力しても何も表示されませんが、入力自体は行われています。
1-3.fcitx-mozcのインストール確認
以下のように「fcitx-mozc」のインストール確認が行われるので、何も入力せず「エンター」キーを押します。1-4.fcitx-mozcのインストール
以下のように「fcitx-mozc」のインストールが行われます。2.インプットメソッドフレームワークの設定
インプットメソッドフレームワークの設定を行います。2-1.言語サポートの起動
デスクトップ画面左上の「Ubuntuアイコン」をクリックし、以下のように「言語サポート」を検索します。「言語サポート」が見つかるので、「言語サポート」をクリックし「言語サポート」を起動します。
2-2.キーボード入力に使うIMシステム
「キーボード入力に使うIMシステム」を「fcitx」に変更します。以上で設定は完了です。
ここでPCを再起動します。
3.Fcitxの設定
インプットメソッドの設定を行います。3-1.設定画面の表示
Fcitxインジケーターをクリックし、表示されるメニューから「設定」をクリックします。3-2.入力メソッドの設定
以下のように、キーボードレイアウトとMozcが並んで登録されているか確認します。必ずキーボードレイアウト>Mozcの順番に入力メソッドを並べてください。
もし入力メソッドが不足しているなら、「+」ボタンから入力メソッドを追加してください。
3-3.日本語入力のテスト
テキストエディターを起動し、「半角/全角」キーを押して日本語入力ができるか確認します。ログインし直した時にFcitxが起動しない問題
ユーザーが一旦ログアウトして再度ログインした時に「Fcitx」が起動せず、日本語入力が行なえません。このような場合は、デスクトップ画面左上の「Ubuntuアイコン」をクリックし、以下のように「Fcitx」を検索します。
「Fcitx」が見つかるので、「Fcitx」をクリックします。
これで「Fcitx」が起動し、日本語入力が可能になります。
頻繁にログインし直すことは稀でしょうから、とりあえずこの対応で十分かと思います。
ちなみにPCを再起動した時は、この問題は発生しません。