MirがArch Linux上で動作
「UBports」の開発者が「Mir」を「Arch Linux」に移植し、「Arch Linux」上で「Mir」が動作するようになりました。「UBports」はモバイルデバイス向けのOSである「Ubuntu Touch」及びデスクトップ環境である「Unity 8」の開発を行っているコミュニティーです。
「Mir」はディスプレイサーバー(Waylandコンポジター)であり、現在「Ubuntu Touch」及び「Unity 8」で利用されています。
「Mir」は「Canonical」主体に開発されていますが、「Mir」を利用する「UBports」と連携して開発作業が行われています。
Unity 8への道筋
「Mir」が「Arch Linux」上で動作するようになれば、「Unity 8」が「Arch Linux」上で動作できるようになります。その他の作業
「Mir」の開発作業の紹介です。Ubuntu Core上でWaylandの利用に関するチュートリアル
「Ubuntu Tutorials」は、「Ubuntu」のチュートリアルを紹介する公式サイトです。「Ubuntu」の利用方法やサーバーの構築など、「Ubuntu」に関する様々なチュートリアルが公開されています。
「Ubuntu Core」上で「Wayland」の利用に関するチュートリアルが近々公開される予定です。
EGLStreamsのサポート作業
NVIDIA製のGPUで「EGLStreams」をサポートする作業が引き続き行われています。現在解決すべき課題がいくつかあり、対応には時間が必要です。
logindサポートの概念実証
次期リリースで「logind」サポートの概念実証コードを含められるように作業が行われています。概念実証は、完全な実装を行う前に実現可能かどうかの検証や課題の洗い出しを行うための実装です。
Waylandのテストケースの追加
「Mir」の「Wayland」周りのテストを行うテストケースの追加作業が引き続き行われています。このテストにより動作しないコーナーケースを明らかにし、それらの修正作業が行われます。
コーナーケースとは、一般的ではない操作や想定していない操作、機能の利用等を指します。
このテストにより次期リリースでは、「Wayland」サポートの主要な改良が含まれる予定です。