UNetbootinでUbuntuのライブUSBメモリーを作成するには
「UNetbootin」でライブUSBメモリーを作成する方法です。「UNetbootin」はクロスプラットフォームのアプリであり、「Ubuntu」上で「Ubuntu」のライブUSBメモリーを作成することができます。
また「UNetbootin」は、既存のパーティションを再利用できます。
ライブUSBメモリーの基本的な内容は、以下を参照してください。
1.事前準備
USBメモリーの用意やディスクイメージのダウンロードなど、ライブUSBメモリーの作成に必要な準備を行います。1-1.USBメモリーの準備
事前に2GB以上のUSBメモリーを1つ用意しておきます。1-2.ディスクイメージのダウンロード
「Ubuntu」のディスクイメージをダウンロードしておきます。ディスクイメージをダウンロードは、以下を参照してください。
フレーバーのライブUSBメモリーを作成する場合は、フレーバーのディスクイメージをダウンロードしてください。
2.UNetbootinのインストール
「UNetbootin」をインストールします。2-1.端末の起動
デスクトップ画面左上の「アクティビティ」をクリックし、以下のように「端末」を検索します。「端末」が見つかるので、「端末」をクリックし「端末」を起動します。
「Ubuntu 16.04」などデスクトップ環境が「Unity」の場合、Dashホームから「端末」を検索してください。
2-2.PPAの追加
「端末」から以下のコマンドを実行し、PPAを追加します。
sudo add-apt-repository ppa:gezakovacs/ppa
確認が促されたら「エンター」キーを押します。
コマンドを端末に貼り付けるには
コピーしたコマンドを「端末」に貼り付けるには、「端末」上で「Shift + Ctrl + V」キーを押します。パスワードの入力が促されたら
以下のようにパスワードの入力が促されるので、自分のパスワードを入力して「エンター」キーを押します。
[sudo] ユーザー名のパスワード:
パスワードを入力しても何も表示されませんが、入力自体は行われています。
2-3.パッケージインデックスファイルの更新
以下のコマンドを実行し、パッケージインデックスファイルを更新します。
sudo apt-get update
「Ubuntu 18.04」ではこの手順を飛ばしても良いです。
2-4.UNetbootinのインストール
以下のコマンドを実行し、「UNetbootin」をインストールします。
sudo apt-get install unetbootin
「続行しますか?」と聞かれるのでそのまま「エンター」キーを押します。
3.USBメモリーのフォーマット
ライブUSBメモリーに使用するUSBメモリーのフォーマットを行います。3-1.ディスクの起動
デスクトップ画面左上の「アクティビティ」をクリックし、以下のように「ディスク」を検索します。「ディスク」が見つかるので、「ディスク」をクリックし「ディスク」を起動します。
「Ubuntu 16.04」などデスクトップ環境が「Unity」の場合、Dashホームから「ディスク」を検索してください。
3-2.パーティションの作成(任意)
USBメモリーにパーティションがない場合、2GB以上のパーティションを作成しておきます。ディスクを初期化する場合、パーティションテーブルの形式は「MBR(マスターブートレコード)」を選択してください。
3-3.パーティションのフォーマット
パーティションをフォーマットします。「1.」からUSBメモリーを選択し、「2.」で「Ubuntu」を配置パーティションを選択します。
「3.」の歯車アイコンをクリックすると「4.」のメニューが表示されるので、「パーティションを初期化」をクリックします。
ファイルシステムは「FAT」を選択してください。
3-4.デバイスファイルの確認
ライブUSBメモリーに使用するUSBメモリー(パーティション)のデバイスファイルを確認しておきます。このパーティションに「Ubuntu」を配置します。
「1.」からUSBメモリーを選択し、「2.」で「Ubuntu」を配置パーティションを選択します。
「3.」にパーティションのデバイスファイルが表示されます。
4.ライブUSBメモリーの作成
ライブUSBメモリーを作成します。4-1.UNetbootinの起動
以下のコマンドを実行し、「UNetbootin」を起動します。
xhost si:localuser:root && sudo QT_X11_NO_MITSHM=1 unetbootin
4-2.オプションの設定
「UNetbootin」が起動したら、「ディスクイメージ」を選択します。右側の「...」ボタンをクリックし、「1-2.」でダウンロードしたディスクイメージを選択します。
4-3.USBドライブの設定
「タイプ」で「USBドライブ」を選択し、「ドライブ」で「3-4.」で確認したデバイスファイルを選択します。これで準備完了です。
「OK」ボタンをクリックし、ライブUSBメモリーを作成します。
4-4.ライブUSBメモリーの作成開始
以下のようにライブUSBメモリーの作成が開始されます。環境によってはライブUSBメモリーの作成完了まで時間がかかります。
処理が止まっているように見えても、実際には動作しています。
エラー画面が表示されない限り問題ありません。