古いLinux kernelの削除
「ソフトウェアの更新」から古いバージョンの「Linux kernel」を削除できるようになりました。複数のLinux kernel
異なるバージョンの「Linux kernel」は、共存してインストールすることができます。ユーザーはブートメニューから使用する「Linux kernel」を選択することができます。
「Linux kernel」のアップデートがあると「ソフトウェアの更新」はユーザーに「Linux kernel」のアップデートを促します。
新しい「Linux kernel」をインストールしPCを再起動すれば、新しい「Linux kernel」でPCが起動します。
この時アップデート前の「Linux kernel」は削除されません。
これは新しい「Linux kernel」で何か問題が発生した時に、以前の「Linux kernel」でPCを起動できるようにするためです。
ただし「Linux kernel」はサイズが大きく、「/boot」領域を多く消費します。
「/boot」を別のパーティションに確保している場合、「/boot」の容量を使い切ってしまい「Linux kernel」のアップデートに失敗するケースがあります。
古いLinux kernelの削除提案
自動削除の対象となった古い「Linux kernel」は、「ソフトウェアの更新」から削除できるようになりました。「ソフトウェアの更新」を起動するだけで、自動削除の対象となった古い「Linux kernel」の削除が可能です。
現在利用している「Linux kernel」で特に問題がない時は、古い「Linux kernel」を削除すると良いでしょう。
ただし1つ前のインストール済み「Linux kernel」など「Fallback version」に指定されている「Linux kernel」や、そもそもユーザーが手動で個別にインストールした「Linux kernel」は、自動削除の対象になりません。
「Linux kernel」の自動削除に関する情報は、以下のファイルで管理されています。
/etc/apt/apt.conf.d/01autoremove-kernels