収集するインストール情報に詳しいCPUの情報を
2018年7月11日、「Ubuntu」のインストール情報の収集や送信を行う「ubuntu-report」のアップデートがリリースされました。「Ubuntu 18.04」ではインストールに関する情報を収集しています。
そして「Canonical」にその情報を送信し(任意)、開発へのフィードバックとして役立てられています。
また収集した情報の統計データが公開されています。
現在開発チームは、統計データをWebサイト上で公開する仕組みを開発しており、今後統計データを参照できるWebサイトが登場する予定です。
CPUの情報
収集されるインストール情報には、以下のようなCPUに関する情報が含まれています。
"CPU": [
{
"Vendor": "GenuineIntel",
"Family": "6",
"Model": "42",
"Stepping": "7"
}
],
{
"Vendor": "GenuineIntel",
"Family": "6",
"Model": "42",
"Stepping": "7"
}
],
この情報から分かることは、CPUの種類とCPU数です。
もっと詳しい情報を
新しい「ubuntu-report」では、以下のようにより多くのCPU情報を含むようになりました。
"CPU": {
"OpMode": "32-bit, 64-bit",
"CPUs": "4",
"Threads": "1",
"Cores": "4",
"Sockets": "1",
"Vendor": "GenuineIntel",
"Family": "6",
"Model": "42",
"Stepping": "7",
"Name": "Intel(R) Core(TM) i7-2600 CPU @ 3.40GHz",
"Hypervisor": "KVM",
"VirtualizationType": "full"
},
"OpMode": "32-bit, 64-bit",
"CPUs": "4",
"Threads": "1",
"Cores": "4",
"Sockets": "1",
"Vendor": "GenuineIntel",
"Family": "6",
"Model": "42",
"Stepping": "7",
"Name": "Intel(R) Core(TM) i7-2600 CPU @ 3.40GHz",
"Hypervisor": "KVM",
"VirtualizationType": "full"
},
現在販売されているCPUの多くは1つのCPU内に複数のコアを内蔵しており、さらに1つのコアを複数の論理コア(スレッド)に分割しています。
例えば「AMD Ryzen 7 2700X」は、1つのCPUに8つのコアを内蔵し、さらに各コア毎に2つのスレッドを提供しています。
つまり論理コアの数は16になります。
マルチCPUを構成しているユーザーは少なく、多くのユーザーは1CPUで「Ubuntu」を利用しているかと思います。
こういった情報も何かしらの形で統計データに反映されるようになるかも知れませんね。