VirtualBox 6.0.0がリリースされました
2018年12月18日、「VirtualBox 6.0.0」がリリースされました。リリース情報
今回のリリースはメジャーバージョンアップであり、不具合の修正以外にも新機能の追加が積極的に行われています。- 変更点:Changelog for VirtualBox 6.0
- ダウンロード:Download VirtualBox
- マニュアル:Documentation
新機能や改良点をいくつかピックアップします。
- 仮想マシンを「Oracle Cloud Infrastructure」へエクスポート可能に
- HiDPIとスケーリングサポートの大幅な改善
- UIのデザインをもっと簡潔になるように見直し
- 新しいファイルマネージャーを採用し、ユーザーがゲストのファイルシステムの制御やホスト・ゲスト間でファイルのコピーが可能に
- Windowsゲスト向けの3Dグラフィックサポートの主要なアップデート
- Linux/Solarisゲスト向けVMSVGA 3Dグラフィックデバイスのエミュレーション
- サラウンドスピーカーのセットアップをサポート
- mac OSホストからゲストのディスクへアクセスする「vboximg-mount」の追加
- WindowsホストでHyper-Vをフォールバックとして利用可能に
- 仮想マシンの映像と音声を個別に記録可能に
- Linux kernel 4.20のサポート改善
- 共有フォルダーのパフォーマンス改善
Linuxホスト向けVirtualBox 6.0.0は64bit版のみの提供
Linuxホスト向け「VirtualBox 6.0.0」は、64bit版(amd64)のみの提供です。VirtualBox 5.2.xからアップグレード
「VirtualBox」のリポジトリーを利用しているユーザーは、「VirtualBox 5.2.x」から仮想マシンを引き継ぎつつ「VirtualBox 6.0.0」へアップグレード可能です。ただし「VirtualBox 6.0.0」へアップグレードすると、既存の「VirtualBox 5.2.x」本体は削除されます。
注意
「VirtualBox」をアップグレードする時は、必ず事前に「VirtualBox」が起動していないか確認してください。「VirtualBox」が起動している状態でアップグレードを行うと、アップグレードに失敗します。
ソフトウェアの更新からアップグレードできない
「VirtualBox」のメジャーアップデートでは、ソフトウェアの更新からアップグレードすることはできません。「VirtualBox 6.0.0」を明示的にインストールする必要があります。
「端末」を起動し以下のコマンドを実行すれば、「VirtualBox 6.0.0」をインストールできます。
sudo apt install virtualbox-6.0
後はいつものアップデート手順と同じです。
また忘れずにゲストOSに「Guest Additions」をインストールしておきましょう。
次回以降、「ソフトウェアの更新」から「VirtualBox」をアップデートできるようになります。
VirtualBoxをインストールするには
「Ubuntu」に「VirtualBox 6.0.0」をインストールする方法は、以下を参照してください。次回以降、「ソフトウェアの更新」から「VirtualBox」をアップデートできるようになります。