Build 18342のWSLに関する変更点
2019年2月20日にリリースされた「Build 18342」の「WSL」に関する変更点の紹介です。WSLとは
「WSL」は、「Windows」上でLinuxバイナリーを動作させるための仕組みです。「Windows」上で「Ubuntu」や「openSUSE」などLinux環境を構築し、「Windows」からLinuxの実行ファイルを利用することができます。
Ubuntuのインストール方法
「WSL」及び「Ubuntu」のインストール方法は、以下を参照してください。注意事項
「Microsoftストア」では3種類の「Ubuntu」を提供しています。「Ubuntu」をインストールする前に以下に目を通し、どの「Ubuntu」をインストールするのかを決めてから、「Ubuntu」のインストールを行ってください。
Ubuntu以外のLinuxディストリビューションのインストール方法
「WSL」及び「Ubuntu」以外のLinuxディストリビューションのインストール方法は、以下を参照してください。- openSUSE Leap 42をインストールするには
- SUSE Linux Enterprise Server 12をインストールするには
- Kali Linuxをインストールするには
- Debian GNU/Linuxをインストールするには
リリースノート
変更点の詳細は、リリースノートを参照してください。WSLの変更点
「WSL」に関する変更点です。1.WindowsアプリからLinuxのファイルにアクセス可能
WindowsアプリからLinuxのファイルにアクセスできるようになりました。各ディストリビューションのファイルにアクセスするには、以下のパスからアクセスしてください。
\\wsl$\ディストリビューション名
また以下のパスにアクセスすれば、アクセス可能なディストリビューションの一覧を確認できます。
\\wsl$
事前にアクセスしたいディストリビューションを起動しておきましょう。
コマンドラインや「File Explorer」及び「VS Code」といったWindowsのアプリから、このパス経由でLinuxのファイルにアクセスできます。
2.CPU情報の追加
CPUに関する情報が追加され、Cpus_allowed[_list]の値に関する不具合が修正されました。これにより改善する問題は、以下を参照してください。
3.execのサポート改善
non-leaderスレッドから「exec」を呼び出せるようになりました。これにより改善する問題は、以下を参照してください。
4.エラーの改善
設定のアップデートの失敗を、致命的ではないエラーとして扱うように変更されました。これにより改善する問題は、以下を参照してください。
5.binfmtの修正
「binfmt」のオフセット処理が修正されました。これにより改善する問題は、以下を参照してください。
6.ネットワークドライブのマッピングの有効化
「Plan 9」の対応のため、ネットワークドライブのマッピングが有効になりました。これにより改善する問題は、以下を参照してください。