デフォルトのメールクライアントをGearyに変更する提案
デフォルトのメールクライアントを「Geary」に変更する提案が以下で行われています。Geary
「Geary」はGNOMEアプリケーションの1つで、「GNOME」環境に統合されたUXを提供するメールクライアントアプリです。2019年3月18日に「Geary 3.32」がリリースされました。
「Geary 3.32」から「GNOME」のリリースプロセスに沿ったリリースが行われるようになりました。
「Ubuntu」は「GNOME」を採用しており、「Geary」が「GNOME」のリリーススケジュールに沿うようになった点、及び「GNOME」と統合されたUXを提供している点が、本提案の理由に挙げられています。
オンラインアカウントの設定と連携でき、アカウントの一元管理ができる点も紹介されています。
現在はThunderbirdを採用
現在「Ubuntu」はデフォルトのメールクライアントアプリに「Thunderbird」を採用しています。お馴染みのソフトウェアですね。
「Thunderbird」はクロスプラットフォームで提供されているため、「Linux」だけでなく「Windows」等他のOSでも横断的に利用しているユーザーもいるかと思います。
機能の比較とユーザーへの影響
デフォルトのアプリケーションを変更する上で必ず考慮しなければならない点が、ユーザーへの影響です。「Thunderbird」を利用している既存の「Ubuntu」ユーザーが「Ubuntu」をアップグレードしても、「Thunderbird」はインストールされたままになるので引き続き「Thunderbird」を利用できるでしょう。
しかし「Ubuntu」の新規ユーザーが、「Thunderbird」で実現できて「Geary」で実現できない機能に直面した時、「Thunderbird」を要望するかも知れません。
他のOSで「Thunderbird」を利用しているユーザーが、同じ要望を持つ可能性もありますね。
これらの影響を踏まえて判断することになります。