Ubuntu Touchニュースレター
「Ubuntu Touch」開発チームは、「Ubuntu Touch Q&A」で日々の開発や取り組みの状況を紹介しています。Ubuntu Touchとは
「Ubuntu Touch」は、スマートフォンやタブレットなどモバイルデバイス向けに最適化されたOSです。ユーザーのプライバシーと自由を尊重したOSです。
「Ubuntu Touch」は「Ubuntu」ベースのOSであり、「UBports」コミュニティーにより開発が行われています。
外部ディスプレイとキーボード、そしてマウスをモバイルデバイスに接続すれば、UIがデスクトップ向けのUIに変化し、デスクトップとして活用することもできます。
つまり1つのモバイルデバイスで、モバイル環境とデスクトップ環境を利用することができます。
「Ubuntu Touch」がサポートしているデバイスや、各デバイスで利用可能な機能及び制限は、以下を参照してください。
Ubuntu Touchの作業
「Ubuntu Touch OTA-10」のリリース予定日が近づいています。不具合の修正とリグレッション
以前紹介したFP2のカメラの不具合を修正した結果、他のデバイスで意図しない問題が発生するようになりました。開発チームは「Ubuntu Touch OTA-10」のリリースまでにこの問題に対処するべく作業を行っています。
不適切なバージョンのカメラアプリがアップされた問題と修正
「OpenStore」に誤ったバージョンのカメラアプリがアップされ、アップデートに関する問題が発生しました。この問題は安定版にも影響を与える問題でしたが、現在は修正されています。
Fairphoneの音声出力が左右逆になる不具合の修正
(おそらく誰も気づいていなかった)「Fairphone」の音声出力が左右逆になる不具合が修正されました。Libertineリポジトリーの切り替え
今まで「Libertine」リポジトリーは「Canonical」が提供する古いリポジトリーを利用していましたが、「UBports」自身で管理及び提供するようになりました。これにより「Libertine」は「UBports」提供の「Libertine」がインストールされるようになり、改善された動作が期待されます。
この「Libertine」を利用するには、新しいコンテナーをインストールする必要があります。
Ubuntu Touchインストーラーの改善
「Ubuntu Touchインストーラー」が改善され、「Edgeチャンネル」から「Ubuntu Touch」をインストールできるようになりました。またUIの改善も行われています。
多くのユーザーが「Edgeチャンネル」から提供される「Ubuntu Touch」を利用しており、この状況に応えた改善になります。
またデバイスの完全消去を行わずに「Edgeチャンネル」から提供される「Ubuntu Touch」をインストールすることも可能です。
TELEports
新しい「TELEports」がリリースされました。「TELEports」で発生する安定性に関する問題が修正されました。
また最新版の「TELEports」では、転送機能の実装や、ポップアップダイアログ等UIのカラーリングの問題が修正されています。
またMoving barスタイルの接続インジケーターの提供や、再接続時間の短縮が予定されており、今後数週間以内に提供される予定です。
また将来のリリースで通知の改善や未読メッセージ表示の改善が予定されています。